てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

待望の発芽

2012-05-30 16:12:00 | 農事

ちゃんと発芽した籾

かすかにスジが立ってきた

 昨日の日本列島は上空の強い寒気の影響で、東日本を中心に「大気が不安定な状態」(今年はこの言葉をよく聞く)が続き、局地的に激しい雷雨となったようだ。当地でも丁度小学児童の下校時、一時的に落雷を伴う激しい雨やひょうが降るなど大荒れとなった。

 もしも被害に遭われた方には申し訳ないが、農事を預かる当方としてはまさに“慈雨”となった。18日に籾を播いて以来、25日に少しぱらついた程度で、後はずっと日照りが続き籾の発芽が懸念されヤキモキしていたのだが、昨朝ウオーキングの際に発芽の走りを確認しほっとした。
 さらに今朝のウオーキングの折には、昨日の雨が幸いして発芽を一層促し、うっすらと田圃にスジが立ってきた。

 直近では平成17年にも同様の気象条件が続き、同年5月22日に播いた籾が6月10日になっても芽を出さなかったことがある。結局は、この時も無事発芽し収穫まで漕ぎ着けたのだが、その所為かどうか石高が極端に少なく一反当り6.8俵と、平成20年のワースト(4.8俵)こそ下回らなかったものの、平年に比べて2割ダウンだった。

 過去の経験則からして、多少の問題があってもどうにかなるもの。心配性で何事にも悲観的な私など心配をしだしたらキリがなく、最悪のケースまで想定してしまうので困ったものだ。案ずるより産むが易しとはこのこと。

 再度の事例を以って、「あれこれ案ずることは強ち悪いことではないが、度を越すと不幸の元にもなる」と肝に銘じたい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする