ゴジラ火を噴く

　今回の旅のメインイベントは、米大リーグ・ヤンキース松井の応援。
　ニューヨーク23日、ブルージェイズ戦を特別席で観戦した。同試合で松井は3対4の九回裏に右越えへ同点本塁打を放ち、サヨナラ勝ちのお膳立てをした。これで2年連続の20号となり、日米通算400本塁打にあと1本となった。
　ニューヨークくんだりまで来た甲斐が十分にある好試合だった。遠く異郷の地で日本人の代表として奮闘する松井に熱いエールを贈った。

　　
　
　九回、20号同点本塁打を放ちホームインする松井選手

グラウンド・ゼロ

　日本出国はもとより、米国入国あるいは米国内の至るところで、セキュリティチェックの厳しさを実感した。出国の際の手荷物検査では荷物の中身をとことん調べる。米国内のいずれのイベント会場や施設でも入場に際して、X線検査ではベルトをはずしたり、裸足になってまでの検査。やはり2001年9月11日に起こった同時多発テロ事件（セプテンバーイレブン）を契機に一段と厳しくなったそうだ。

　破壊された世界貿易センタービル跡地は、整備されてフェンスに囲まれて、グラウンド・ゼロ（「爆心地」の意）と呼ばれている。人々の記憶に鮮明に残る歴史的な出来事であったが、鎮魂に訪れた多くの人々でごった返していた。
　現在、着々と撤去・復旧作業が進められて、いつでもビルが建てられる状況にある。以前にも増しての高層ビル再建を計画中で“米国一”を誇示したいようだ。

　　　

　
　グラウンド・ゼロ

　
　自由の女神像とマンハッタンのビル群

米国は遠く広い

　成田を発って6時間27分、太平洋を横断してアラスカ？上空にさしかかる。ここからニューヨークまではさらに4時間20分の飛行。アメリカは広い。

　
　アラスカ上空

ニューヨークへの旅立ち

　明22日から26日までニューヨークを旅行する。1991年4月（左メニューの旅まくら「アメリカ東部編」）以来、14年4カ月ぶり2度目の訪問となる。

　折りしも9.11アメリカの同時多発テロ事件から4年を迎える。ニューヨークの世界貿易センターのツィーンビルに、ハイジャックされた国内線２機が相次いで乗客もろとも突入。両ビルとも炎上爆発崩壊。多数の死傷者を出した大惨事を思い出す。

マンゴーとシロイカ

　Fさんから石垣島のマンゴーが届いた。マンゴーの収穫は7月～8月が最盛期を迎えるが、今年は低温と日照不足のため、開花は平年通りだったが結実せず大凶作だそう。
　早速シャーベットでいただいた。まさしく「トロピカルフルーツの女王」にふさわしい濃厚で芳醇な味覚。とにかく甘い。好物の岡山の白桃に負けず劣らずの味だ。

　明日は日本海のシロイカが届く。Hさんが鳥取まで出かけて釣ったものだ。2年来このシーズンに送ってくださる。今年は自家製のメダイの粕漬けも。
　鳥取の夏の海の食材を代表するシロイカは、刺身でいただくのが一番。身は厚く、柔らかくて甘い。極上の珍味だ。

　Fさんとは30数年の付き合いだが、Hさんはかつての同業ながら退職したのを機に、こうして親しくしていただいている。卒業してからもこのようなご好意に頭が下がる。お二人のいつまでも変わらぬ心遣いに感謝。