2024年8月10日 9:19 富田林市桜ケ丘町 すばるホール3階 展示室
毎年恒例の「平和を考える戦争展」
今年で40回目を迎えます。富田林より「戦争の悲惨さと平和の大切さ、命の大切さ」が発信されています。
昭和13年月1月1日発行の学習雑誌 小学館「小学二年生」の付録。
「輝く日本双六」には「神の国」「忠義」「無敵陸軍」「無敵海軍」と書かれています。
館内は企画にあわせてコーナーを設けられています。
おもな企画は「戦争と子どもたち」「大阪大空襲・戦時下の富田林」「ヒロシマ・ナガサキ」など。メインの企画は毎年変わります。
戦時下の富田林を紹介しています。
わたしの一世代前に大変な時代がありました。わたしの一世代後に大変な時代が来ないようにしないといけないと思います。...とはいっても世界では同じことが繰り返されています。
「ヒロシマ・ナガサキ」
戦争の悲惨さがよく伝わる写真でした。
今年も市内の小学生が描いた平和への想い。
戦争で得るものはないもないと思います。戦争には勝者はありません。残るのは憎しみだけ...
ポスターのように世界中の国々がまあるくまとまるようになればいいですね。
お子様コーナーで楽しく学べます。
富田林の戦時下年表
昭和10年の「大楠公600年祭」や昭和15年の「皇紀 二千六百年」の行事が富田林でもあちこちで行なわれたようです。いまも石碑が市内に残っています。
昭和15年の「皇紀 二千六百年」の次の年が太平洋戦争が始まった年になります。
次第に戦時体制となっていきます。
終戦まじかには富田林にも艦載機が来て、機銃掃射があり死者も出ました。
戦争展40年を振り返ります。
お子様にも戦争について考えていただく企画。
折り紙、戦時下の遊びコーナー、メッセージキャンパスなど。
あわせて小ホールでは戦争展にあわせてイベントが行なわれていました。
人形劇「おむすびころりん」
「赤ずきんちゃん」
超新星 スバルファイブ
富田林を中心に地球を守る!
平和記念講演会
平和紙芝居・国策紙芝居の「てづくり紙芝居館」山口 文子氏
「父さん早く帰ってきて」の一場面。
ウクライナやガザ地区では戦中の日本の惨事が繰り返されています。
戦後79年を迎え、戦争の恐怖や悲劇が薄らいできているかもしれません。その苦難を風化させないよう、また平和の願いを再確認するためにも、毎年終戦記念日の頃に富田林市で40回も開催されている戦争展はほんとうに意義があると感じました。
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写真撮影:2024年8月10日
2024年8月19日 ( HN:アブラコウモリH )
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