富田林の34基の民衆信仰の石灯籠の中で唯一の「大峯山上常夜燈」が西板持にあります。大峯山信仰の石造物はたくさんありますが、灯籠はこれ一つです。
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富田林の民衆信仰の灯籠の分布です。
役行者については、
富田林には役行者や大峯山信仰に関わるものがたくさんあります。今回は役行者像をご紹介します。
大峯修験道の開祖、役行者。威厳のある風貌。
優しいお顔の新堂の役行者。
毛人谷(えびたに) 五六七(いむな)稲荷 毛栄組
富田林(元毛人谷) 浄谷寺 鳥毛富永組
富田林 西方寺 龍王講 阪本組
ほかにも行者堂や供養塔などがあります。
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富田林百景のメンバーが作った西暦・和暦対照表です。
結構見やすいのでずっと使用しています。残念ながら南河内の民衆信仰の灯籠が建之された宝暦年間からしかありません。また、富田林の最後の伊勢灯籠(新堂南町)が造られた昭和三年までしかありません。
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富田林市域の大字図 旧村の場所はこちらを参照してください。
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幕末頃の富田林市域の領主と石高はこちらをごらんください。
富田林市には民衆信仰の石灯籠が34基あります。そのうち「太神宮灯籠(伊勢灯籠)」が25基(74%)と非常に多く、次に「金毘羅灯籠」が5基(15%)と続きます。そのほか、愛宕山灯籠や大峯山上常夜燈、秋葉大権現灯籠、弘法大師夜燈が各1基あります。
*この記事は「とんだばやし灯籠めぐり」(2018.3.7 「富田林百景+」の仲間たち)より引用したものです。
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2024年1月24日 (HN:アブラコウモリH )
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