ある日の晩、近鉄 富田林駅に止まっていた金剛バス。
「楠公誕生地」?
こんな行先、あったっけ?
時刻表にも書かれています。
調べてみると、今年9月に新設されたとか...
駅前の「楠氏遺跡里程標」
南河内郡千早赤阪村水分 くすのきホール、千早赤阪村郷土資料館に新設された「楠公誕生地前」のバス停
1日に数本のバスが出ます。
資料館や図書室、くすのきホールでのイベント利用に便利。
道の駅や「奉建塔の水仙」の丘にも近いです。
すぐ横に「楠公誕生地」の碑
明治八年(1875)、大阪会議の前に、この地を訪れた内務卿 大久保利通により、史跡の保護と顕彰を勧められ、 時の第二代堺県令 税所篤(さいしょ あつし)により 「楠公誕生地」の碑が建てられたとのこと。
碑の文字は、幕末の三剣豪の一人、桃井春蔵が書いたと伝えられます。
この地は楠木正成公 誕生の地としての伝承が残っており、「くすのきホール」建設の際の発掘調査によって、二重の堀に囲まれた建物跡や14世紀ごろの遺物も出ています。
新しくできた説明板
大阪で最初に登録された道の駅です。 コンパクトでかわいいことから、「日本一かわいい道の駅」と呼ばれています。今年春にリニューアルし、おしゃれなお土産や地場産新鮮野菜も増えました。2階は「村カフェ」に変身し、ゆっくりくつろげます。
バス停より、北へ120m、「楠公産湯井」があります。
今も崖の法面より水が湧いているようです。
唯一、楠公さんの生誕地、千早赤阪村にある騎馬武者姿の「楠木正成像」
騎乗した銅像は、私の知る限り、皇居外苑、湊川神社、観心寺、高鴨神社(御所市)、神明社(名古屋市東区)にありますが、忘れてならないのは、ここ地元の楠公さん
旧千早小学校 千早赤阪村東阪(あずまざか)にある「楠木正成像」
上段左より、皇居外苑、湊川神社、観心寺、高鴨神社(御所市)、神明社(名古屋市東区)
画面をクリックすると拡大します。
残念ながら千早小学校は107年の歴史をもって、3594人の生徒を送り出し、10年前に閉校となりました。
「 千古に薫る菊水の 楠氏の城の名に負いて 我等の誇る千早校 」
*「楠木正成像」は校舎敷地の外から見ることができます。
旧千早小学校「楠木正成像」については、「楠公さんを学ぶ会」 吉田 榮男氏に大変お世話になりました。
ありがとうございました。
写真撮影:2018年10月10日、12日
2018年10月18日 HN:アブラコウモリH
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