
ヴァイオリンという楽器は、
鍵盤やフルートのように「これ」を押さえたら
この音が出るというわけではないので、
慣れ(練習の成果)で指をあてる位置を
知るのでしょうね。
同じ弦楽器でもギターには
フレットとという「仕切り」が付いていて、
「ここ」という指の位置がわかります。
それがないと、ほんのちょっと指の位置がずれたり
指をあてる角度が違ったりすると、
微妙に音が違ってきます。
指のタッチの感覚も、弓をあてるのも、
そこに思いを込めて弦に触れるところから、
響いてくる音が違います。
わたしたちの人間関係、ひいては
神さまとの関わりに似ているように思えます。
普通に話したり振る舞ったりすれば
必ず関係がうまくいくとは限りません。
一期一会の出会いはまるで演奏会。
その時だけのステージを十分楽しみ成功させるために、
心の指の位置やタッチ感には
自分なりの深い配慮が大切でしょうね。
