楽の音にあわせて

ブログは折々にアップしていきます。主にはSNS投稿の記事の掲載となります。

マレーシア機の犠牲者の方々のために

2014-07-19 09:16:00 | Sisterのねごと


ウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空機に乗っていたすべての乗員・乗客の方々のために、安らかに憩われますようにとお祈りいたします。

人間の争いというのは不毛なものですね。まったく関係の亡い人々まで巻き込んでしまう… 
こうした戦闘行為をなくすことは平和を求める人すべての悲願ですが、同時に、考え方が違うということで簡単にこころを閉ざしてしまうという人間の中に潜む原罪と戦い続けるのは、一人ひとりの意志と努力にかかっています。
争いはすべて、もともとはこうした異なるものへの拒絶反応から始まります。

とにかく現在紛争中の国や地域で、一日も早い平和の訪れを祈ります。

平和でよい一日をお過ごしください。


風鈴の音…

2014-07-15 21:40:00 | Sisterのねごと


夏の風物詩の一つとして、風鈴祭りは
この季節、あちこちで開催されます。



全国で作られたたいろいろな素材やデザインの風鈴が
一堂に集められて、そよ風にそれぞれの音を奏でてくれます。



わたしたちも同じですね。
一人ひとり異なった音色を互いに聴き合えるような、
やわらかな関わりを皆が生きられますように!
そんな祈りを込めて。




映画「大いなる沈黙へ」のこと

2014-07-12 21:01:00 | Sisterのねごと
『大いなる沈黙へ』、教会の方と一緒に行ってきました。今日の3回の公演とも当日券を求めて長蛇の列。朝の7時半から並んでいるという人もあったとか。実はわたしたちは朝一番の界を目指して1時間近く前に着いたつもりですが、すでに列ができていて、何と、わたしたちのすぐ前で1回目は売り切れましたとのこと。引き続き2回目のチケットを販売しますと言われて、慌てて購入したのでした。

何とか手に入れるかすでに前売り券を持っていた人は、次の関門はホール前。これまた長蛇の列。階段に腰掛けて、事前のお勉強ならぬカルトゥジオ会やベネディクトの話題などに。映画が始まる頃には疲れて居眠りたい気分。これから行こうという方は、くれぐれも前売り券を買って行かれることをお勧めします。中には安らかな寝息を立てている方も。今日・明日観る人のクチコミが今後の人の入りを左右するかと思います。



食事も修室で孤独の内に摂るという厳しい戒律の修道院。25人ほどの修道士たちの顔が、一人ずつ沈黙の内に映し出され、ことばを越えた世界で出会えたような気がしました。観想生活特有の典礼や習慣がたくさん出てきます。そういうものを理解したいという気持ちを越えて、細かいことはスルーして、ところどころ居眠りながら、あるいは別のことを考えながらなど、いろいろな自分の現実をやさしく受け止めながら観ていると、長くて単調な3時間ほどの画面に次第に吸い込まれていきます。

かつてわたしがキリストと出会った日、かつてわたしが主に従って生涯を送りたいと願った日…その日々に出会っていた主に、もう一度時空を越えて出会わせていただけました。そのお方は今日も、今の自分の弱さと希望を持って従うようにと招いておられます。




足りないからこそ

2014-07-04 14:56:00 | Sisterのねごと
「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」(マタイ福音書9章13節)



聖書でいうところの罪びとというのは、
犯罪を犯したという意味よりは
むしろ、誰もが罪深い、足りない、弱いものを
存在の内に抱えているという意味でしょうね。

この聖書のことばは、他者を指さすことばではなく、
自分のことであるとして聞きたいですね。

自分の足りなさ、欠点、弱さを顧みず、
人のちょっとしたことにばかり目が行ってしまう…

その人が「罪びととして招かれる」という話ではなく、
そういう目でしか他者を見られていない自分自身こそが
「罪びと」として招かれているということなのでしょう。

平和を求めて

2014-07-02 11:35:00 | Sisterのねごと


わたしも含めて戦後生まれが大半を占めるようになってくると同時に、戦争や平和に対する全体のイメージが変わってくるのは、ある程度は仕方ないことなのかも知れません。

しかし、語り継がれてきたことをこの国の貴重な体験として受け止め、譲ってはならないものもあります。

戦争というのは国と国だけのことではありません。ウクライナのように同じ国の中にもありますし、ごく普通に出会う人同士でも、毎日あちこちで戦いが起こっています。

違いを受け入れられない閉ざした心を思い切って開くこと、まずはそこからスタートですね。

多くの人の犠牲の上に立てた不戦の誓い、この国も、わたしたち一人ひとりも、日々新たにして生きたいものです。