雪の結晶撮影装置に組み込むカメラのマクロレンズとしてタイトルの90mmレンズをおよそ2週間前に入手し、 従前の60mmマクロレンズと交換した。 ところが撮影の際に多用するマニュアルフォーカスモードでの操作性に関する違和感がとても大きかった。 それでレンズのフォーカス操作に関して取説から情報を得ようとしたが、 10.5 cm x 7.4 cm ほどの小さなサイズの取説には必要な情報が記載されていなかった。(とにかく取説は多くの言語で書かれ日本語部分はたったの5ページ) そこで、 メモ的に簡易な取り扱い情報を書いてみた。
雪の結晶撮影の際は、 レンズはマニュアルフォーカスモードで使用しての撮影をもっぱらとしているが、 その際のカメラ本体の撮影モードなどの設定・操作は以下の様なものです。
Myセットモード(自分で各種撮影条件を登録設定・再現可能)を利用
具体的には
フォーカスモード・マニュアル、
MFアシスト機能 > On(モニタ倍率 x14 )
シャター 2sec 遅延(手ブレ防止)
絞り優先モード、 絞り値 6.5 等々
この中でフォーカスモードの設定はカメラ本体、およびレンズ側での設定の二つが有るのだが、 フォーカス距離 0.25 m 程度でのマニュアルフォーカスモードでの使用が主たるものとなる。 それを前提として、 どの様な手順でカメラを操作してシャッターを切る迄に到達したら良いか?
1. フォーカスリミットスイッチを [ SMACRO ] にセット。
2. フォーカスリングを カメラ本体側に引き戻す。
フォーカスリングを半周強の角度(約 200° )の回転で
最接近~無限遠のフォーカス点の変更が可能。
3. 撮影対象にフォーカスリングを操作し
大まかにフォーカスを合わせる。
この際にはMFアシスト機能は Off が適切と感じる。
4. フォーカスリングを先端方向に繰り出す。
(距離数値表示部は隠される。)
5. MFアシスト機能 > On に戻す。
6. フォーカスリングを操作し
フォーカスを希望する状態に合わせる。
7. シャッターを切り、 撮影実行。
フォーカスリング操作 特性調査の様子を紹介 :
SMACRO 領域での撮影対象の位置変化
フォーカスリングをカメラ本体側にスライドしたManualフォーカスモードの状態
その動作モードでのフォーカスリングの回転量とフォーカス距離の関係は
最接近から無限遠までの所要回転量はおよそ 200° である。
この写真は0.26m~0.39mの距離に対応させるための
フォーカスリング操作量を示した。
なを、 フォーカスリングを前方に繰り出した状態では
上記と同一の距離に対応出来るフォーカスリングの必要な操作量はおよそ1回転強(つまり、より微細なフォーカス合わせが可能)となるのです。