六華の結晶だらけ

2015-01-29 07:14:26 | 雪の結晶撮影
 今シーズンの雪の時期、雪の結晶の撮影を目的として草津スキー場、草津、ヤナバ、草津と4回も出かけてみたけれど、 一番最初(11月14日)の草津を除くとまともな六角形した雪の結晶が落ちて来てくれなかった。 いささかウンザリして、大寒の時期にもう一度だけ関東甲信越のどこかに出かけて、それでも綺麗な雪の結晶に出会えない様だったら、 昨春にNHKが雪の結晶がザラザラと積もっている様子を見せてくれた「北海道の朱鞠内湖に出かけよう」そんな事を考えていたのだった。

 そして、大寒のこの時期に寒波が襲来する予報を信じて、今朝家を出て我が安曇野の拠点「ひのみの」の家にやってきたのです。 到着後は石油急ストーブで暖を取れる様にすべく、ポリ容器と燃料の購入、 暖房器具の試運転、 道路に凍りついた雪の除去、そんななんかをやって暗くなるまで暇つぶし。

 夕食を済ませ、温泉にも入り、さてどうすうか? 時刻は夜の8時、見上げる空にはやや太目の半月と星空が空一杯に広がり、蓮華岳のスカイラインも月光のもとに見えていて、この近くには雪なんて降っていそうも無いのです。

 でも車には撮影装置も積んだままになってます。 駄目もとで青木湖周辺に向かって見ました。 ヤナバスキー場前駅辺りまでは、全く降雪の兆候が無かったけれど、 トンネルを2~3個くぐったらヘッドライトの光の中に「雪かも?!」と思える物が見えて来た。 一番白馬よりの最後のトンネルを抜けた所にある信号機で左折して車を止めて降雪を確認しました。 間違いなく雪です。 小粒ですが六角形の結晶です。 ドアバイザーの上にハラリ・ハラリと落ちて来る雪全てが六角形の結晶です。 外気温はマイナス8℃、サイズが小さい事を除けば最高の撮影コンデションです。

 撮影装置はマクロレンズ+50mmレンズを付加した4号機状態で、出来るだけロシアの写真家さんが撮影した雪の写真に近い雰囲気の絵になるように、照射光源の設定や露出、フォーカス合わせなどを行って見ました。 そんな撮影に熱中してフト気が付けば時刻は10時を回っていた。

 掲載した写真はその中の一枚です。

本当は顕微鏡モードを持ったオリンパスTG3を使用した撮影装置3号機でも同じ被写体を撮影したかったのだけれど、 4号機をばらして3号機状態に装置を組み立てなおすには時間も必要なので、 今日は諦めました。 来週の月曜日頃までに、3号機でのきちんとしたテストもしてみたいと考えています。
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