アノネ、大喜利じゃないんだから！

　本格的な受験シーズンになります。受験生は、勉強している子もしていない子も気持ちが不安定になる。「どこでもいいから早く決めたい」これが本音になる。
　第三者はのんきなもの。特におかし業界へは、「大喜利じゃないんだから！」と突っ込を入れたいです。かなり無理があるダジャレで、受験生用のお菓子の名前を考える。無責任ですが、考えながら楽しんでいるふうなので…。まあ、いいんじゃないでしょうかー。

　今年も売れそうなのは、「キットカット（きっと勝つ）」と、「カール（受験にうカール）」。これらは東西の両横綱でしょうか。
　「ハイレルレモン（入れるもん）」「サクサクチョコフレーク（咲く咲く）」「カナエルコーン（キャラメルコーン、叶えるコーン？…ちょっと無理かな）」「コアラのマーチ（コアラは寝てても落ちない）」「キシリトールガム（きっちり通るガム…）」
　お菓子ではないけど、「カルピスパーラー 伊予柑（いい予感）」「エースコックの商品（英・数・国）」「切ると金太郎飴のように合格の文字が出るかまぼこ」「（そのまんまですが）合格の焼印のちくわ」・・・。

　なぜ、お菓子業界が受験シーズンに動くか？これは、「頭脳パン」の流れでしょう。食べると、頭が良くなるパン。この頭脳パンが受験期に売れたので、菓子業界がパン以外のもので…ということで追随した。

頭脳パンを聞いたことがない？私の昨日の昼食は、ロバパンの頭脳パンでした。ヤマザキほか、２０社以上が、「頭脳パン」を今も作っている。歴史？もう半世紀にわたる。「パンか御飯か」の論争のさなか、「頭のよくなる本」という本が出た。その本には、「ビタミンＢ１が頭の働きを良くする」と、書いてあった。そこでどこぞのパン屋さんが、ビタミンＢ１を多く含む小麦粉を作り、パンの消費を増やそうとした。それが、「頭脳パン」のはじまり。

　受験用菓子のネーミングが、「屋根から落ちて、ヤーネー」みたいなものばかりで笑えるのですが、パンでも、チョコでも、歯クソの原料のようなカールでも、それなりに受験生のためになります。ビタミンＢ１は「分解されて脳のエネルギー（ぶどう糖）になる」。Ｂ１でなくても、チョコレートでもＯＫ。ぶどう糖になりますから。のど飴だって、効きます。受験生諸君は、ダジャレの菓子類を甘く見ないで、食べた方が良い。頭は良くならないのかって？脳に栄養は行くが、頭脳パンやチョコレートを食べただけでは、微分積分は解けません。勉強しなけりゃ！

　鳥羽水族館に「合格祈願タコ神社」が開設された。タコは英語でオクトパス。…「置くとパス」という語呂合わせで、願い事を書いたお札をタコつぼに置いて合格を祈願する。おもしろいことを考えるものです。ただ…「置くとパス方式」の場合、置いても脳のエネルギーに変化はありませんので、念のため。

　落ちたくない受験生は、本ブログを読むといいでしょう。理由ですか？オチがない→オチない（落ちない）。これがオチ。