アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

高額収賄校長も小銭窃盗校長も…同じ穴のドブネズミ

2012年02月18日 | Weblog
 感心しちゃいけないのですが、大阪府泉大津市立誠風中学校の前校長さん、なかなかやるもんです。
学校に出入りする旅行会社に私的な旅行を手配させた。それだけなら問題ないと思うが…親族10人を引き連れて通常の半額以下の価格でビジネスクラスのハワイ旅行をした。「通常の半額以下」…と、いうことは、収賄?
 10人でハワイ旅行に行くためのビジネスクラスの往復航空券は、約510万円とのこと。ところが、前校長さん、200万円しか支払わなかった。つまり、310万円の収賄。

 だけど、ポンと200万円出して、親族10人にハワイ旅行させる。校長って、お金があるんですねえ!えっ!そこも感心するところじゃないってか?どうやって200万円貯めたんでしょうねえ?

 誠風中学校前校長先生の現職時代の評価をひろってみると…
 「仕事熱心で曲がったことが嫌いな先生だった」
 「真面目で信頼を集めており、規律に厳しかった」
 こりゃどういうことか?310万円の収賄は、曲がったこと…。
 旅行会社の中には…
 1 修学旅行や遠足などは、規模が大きいので儲けが大きい。
 2 贈賄により、繰り返し受注できる。
 3 業者間競争が激しいので、贈賄はあたりまえ。
 4 学校に頻繁に足を運び、教員の私的な旅行も手配する(学校側へ食い込む努力を惜しまない)。
 予想通り、そうゆうことでした。310万円ぐらいの出費はどってことないらしい。

 管理職の犯罪で何度か書いたものをまた書きますと…
 ○ シュークリームの盗み喰いをした教頭がいた。
 ○ 金庫にあった切手を着服(換金)した校長がいた。
 あまりにも卑しい!ホントの話ですよ。なお、この二例、つまり盗み喰いと切手着服は同一人物なんですけどね。こういう心根の卑しいヤツを知っているので、310万円という高額の収賄に感心させられるのです。

 収賄校長は、退職にあたって生徒への言葉として、「利己的にならず、社会の中で人として誠実に生き、正しいこと、美しいことをできる人になってください」と書いていた。
 こんなことを書いておいて、生徒を欺く…。「盗み食い&切手着服」という信じがたいゲス野郎(こいつ、まだまだ悪いことをしているんですけどね)と…大差なかったということでしょうか?