アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

金持ちには大金を、貧乏人からは搾り取る…

2011年03月10日 | Weblog
 おそらく、日本中の庶民のみなさんが、「唖然」としたと思いますよ。唖然とするニュースばかりなのでどのニュースが分からないって?
 「武富士創業者の長男に2000億円返還」というニュースのことです。なんなんだ?泥棒に追銭、盗人猛々しい…かと。法治国家における裁判の結果ですから、しょうがないことなのでしょう。私のような貧乏庶民からは税金を容赦なく搾り取り、お金持ちへは一旦徴収した税金を還付加算金までつけて返してしまう。法律変えろ!…もう遅いか…

 浮世離れしたお金にかかわって、鳩山由起夫前首相が表舞台に出た。しかし、この人、最近露出度が高い。「米海兵隊の抑止力を方便で使った」…沖縄も米国も、口あんぐり!国民のみなさん、今さら「ルーピー首相だった」と、気づいても遅いっつーの!。ブレブレの名言として、「首相を降りたら影響力は行使しない方がいい」「次期選挙には出ない」…口あんぐりです。
 鳩山さん、実母から巨額のこども手当をもらっていた。そのことが指摘されて、贈与税(約6億970万円)を納付した。時効となっている分も納付したので、その分である、約1億3千万円を還付された。凄いですねー!これも、法律に従っての還付なので、「鳩山には返すな」ということにはならない。残念だけど。
 お、おまけに、鳩山さん、約512万円の還付加算金(約1億3千万円の利子にあたる分)を、ちゃっかり受け取っていた。

 お金は、寂しがり屋なので、お金のあるところに集まる…。
 せめてもの救いは…創業者長男の場合、還付加算金の400億円は、雑所得なので半分は税金にもっていかれる。これまでの、裁判費用も支払わなければならない。贈与税の納税資金をどこから捻出したか?タンスに入っていなかったとすると、その約1億5千万円を借りたとしたら返さなければならない。利子も払わなければならない。手元には、数百億円しか残らないのではないでしょうか。
 数百億円に、「しか」をつけるなって?金銭感覚がマヒしてしまってつい…。

「十四の心」って、なぁーんだ?!

2011年03月09日 | Weblog
 文章を書くときに注意しているのは、「聞く」を使うか「聴く」にするか。
 早い話が、聞くは、受動的で自然にきこえてくるということ。聴くは、意思をもってしっかりきく、つまり能動的。これについては、みなさん学校で習う。
 ところが、どっちの「きく」でもいい場合ってあるものです。そんなときは、慎重に漢字を選ぶか、平仮名にするかしています。

 毎日新聞の憂楽帳に、NPO法人「東京自殺防止センター」の西原由記子さんの言葉として、「カウンセラーや医者でもないボランティアたちにできることは、ひたすら相手の気持ちに寄り添うこと。聞くではなく、聴く。聴くという行為には心が込めてあります」…なるほど、「聴」のつくりの下には「心」がある。よーく解りました。「耳で聞く」「心で聴く」使い分けがより簡単になりました。受動的か、能動的かよりもね。

「聴く」…素晴らしいのは、アメリカの医者ですね。患者の貧相な東洋人が、辞書を引いて覚えたばかりの医学用語を並べて話すことを、熱心に聴いてくれる。25分聴いてくれて、薬の処方箋を出してくれる。聴いてくれるということで、安心します。その点、日本の医者の中には不愉快な奴が今もなおいます。何度か書きましたが、診察を受けている最中に、この温厚な私が怒ってしまってさっさと帰ってきたことがありました。この医者をはじめとして、罵倒してやりたい奴が3~4人います。どう罵倒してやるかって?「オメエに医者の資格ねえ!患者の不安をしっかり受け止めろ!聴くという行為が患者様との良好な信頼関係を築く第一歩だろう!ボケ!」です。

 医者の聴き方にイチャモンをつける私だけに、私が聴く側にまわると素晴らしいですよ。自慢話かって?いえいえ、「聴く」ということについての人としてのあり方を開陳しようと…。

 共感的理解、受容的態度で、相手に「しっかり聴いていますよ」ということを伝えなければなりません。
 「相槌を打つ」これは、相手に、大いに安心感を与えます。相づちの打ち方も、機械的なモノはダメ。大きくうなづき、小さくうなづき、時折顔に表情をつけながら聴く。
 「(相手の言ったことを)要所で繰り返す」これがまた大きい。話す側にとって、「繰り返される」というのは、「自分の言葉を大切に聴いてくださっている」と、ありがたくてうれしくて、心を許すわけです。

 「相手の目を見て聴く」…これはあまり感心しません。話し手は、表情から何かを盗み取られはしないかと緊張します。そうなると、本音を隠すかも知れません。目を見つめて聴くのは、第一気持ち悪いですよ。相手の目を見るのは、会話全体を100%とすると、50~60%程度でいいのです。

 相手が黙ってしまっている場合、こちらから問いかけるのですが、オープンクエスチョンでなければなりません。つまり、「はい(いいえ)」では答えられない質問です。相手の思いが語られ、会話が進みます。

 「聴く」…漢字をよーく見ると、「十四の心」が入っているのですねえ!聴く時には、十四倍の気遣いが必要ということで…。

リビア在住の自国民を救出しなかった国

2011年03月07日 | Weblog
 「イライラ戦争」の時のことを思い出していただきたい。イラン・イラク両国の都市爆撃の応酬が続いた。忘れもしない、1985年3月17日。セント・パトリックスディ。つまり、私の誕生日のことでした。サダム・フセイン大統領(当時)が、「イラン上空を飛ぶ航空機は、無差別に攻撃する。えーと、48時間の猶予を与えるから、飛びたい飛行機は今のうちに」と、宣言した。
 日本政府の求めに応じ、日本航空は、現地日本人の救出のために救援機を飛ばそうとした。しかし、BUT!労働組合が反対し、日航機は飛行機を飛ばすことができなかった。そのため、215名のイラン在留邦人が全く脱出方法が見つからずに生命の危機に瀕する状況にあった。

 日本政府は、トルコ政府に協力を要請した(トルコ政府要人と個人的に親しい日本政府関係者がおられた)。トルコ政府は、この要請に応じ、トルコ航空機に日本人215名を乗せてくれた。こうして、イライラ戦争で日本人犠牲者を出さずに済んだ。(なお、日本人を飛行機に乗せたことで、あぶれたトルコ人およそ500名は、陸路、死の行軍でイランを脱出)

 政府は、自国民を守るためのもの…。

 この度のリビアのいわば内戦に関わってですが…日本政府は、リビア在留の日本人の救出…何かしましたか?
 エジプトの時も政府が日本人救出に目立った動きをしていない。事務的な動きだけ。カイロの空港の床に寝るためだけにエジプトへ出かけた旅行者、および旅行代理店関係者の怒りは大変なものでした。エジブトの場合、日本人の命の危機については切迫した状況でなかったのでまあ追及しないでおきましょう。
 だが、リビアの場合は状況が違う。無事帰ってきた日本人たちは、「最後まで諦めずに頑張った」と。つまり、リビアを出国するために国境や空港、港へ徒歩で向かわなければならなかった。諦めたときが人生の終わりの時。世界中からリビアに働きに来ていた14万人超の人々が、脱出への道を歩いていた。

 ここからが問題。韓国政府は大韓航空機を飛ばし、リビア在住韓国人を救出した。中国は、巨大客船をチャーターして、中国人を救出した。
 …に、日本は…。リビア在住の日本人の救出?なーんもない!伝え聞くところでは、「リビア在住邦人数はおよそ80名ですから…」これが、救出の手だてを講じなかった理由だったという。政府は、自国民を守るためのもの…。80人ぐらいなら、どうなったってしょうがない…?一体、日本人が何人なら、救援の飛行機や船を出してくれたのでしょうか?

 リビアで日本人が必死で逃げ惑っていたとき、日本国政府は何をしていたの?
予算を通すことが第一で、80人程度の日本人の生命は無視していいってこと?
 前原誠司前外相は在日外国人からの献金を数えていたので、リビアまで頭が回らなかった?(合計20万円とはいえ、決まりは守らなければなりませんから、辞任は当然)…まったく、国民のためと言いながら…国民生活とは関係ないところで頑張っている。「クライストチャーチへの救援の対応は速かったでしょ(政府関係者)」と、自慢げ…。迅速な対応はもちろん必要だが、片手落ちじゃだめだよ。「遠い、イスラム圏の問題、圏外だから、日本には関係ないもんねーっ」…リビア在留の邦人たちに限らず、在外で働く人々は、「日本のために働いている」んですよ。その人たちのお陰で、日本が成り立っているんです。政府が立派だから成り立っているわけじゃないんです。あと、地球に、もはや圏内も圏外もない。

人類がもつ最も原始的な武器

2011年03月06日 | Weblog
 幼稚園・保育園で、先生、保育士さんが注意しているのは、園児の「噛みつき」です。なぜ、噛みつくかについては、諸説あります。どんな説があるか・・・

 (1) 噛む行為が遊びの一つになっている。甘えている気持ちを表すなどに使われる。
 (2) 言葉が出ない、伝わらないからもどかしい、もどかしいから体で表現。「(自分が)そのおもちゃで遊ぼうと思ってたのに!がぶり」「オマエ、あっちへ行け。がぶり」
 (3) ケンカの手段
(4) 注目されたくて。噛むことで注目されることをどこかで経験して味を占めている。

 殴る蹴るが発達していない幼稚園・保育所の子供達にとって、攻撃の武器は、「噛みつき」です。諸説については…まあ、全て当てはまります。
 動物の殆どは、噛みつきが武器です。ピラニア、ヘビ、トカゲ、イタチ、ネズミ、イヌ、サル、ワニ、クマ、パンダ、ライオン…。子供が、「噛みつく」というのは、ヒトがもつ最も動物に近い…つまり、原始的な武器ということです。

 原始的というからには、成長するにつれて消滅するのか?いえいえ、そうでもないのです。
 噛みつきは、小・中学生のケンカにも見られる。組み合って、手を使い、足を使い…残る武器は、噛みつきです。しかもこれが大変効果がある。なぜ知っているか?私自身、50年前に被害に遭ったことがある。
 離れて戦っているうちは楽勝だった。もう、戦意はないだろうと油断したところで、手の親指の付け根をかまれた。食いちぎられるかと思いましたよ。

 24歳でも噛みつく。着せ替え人形の服16点(販売価格計1,680円)を万引きした宿毛市の24歳の女性は、万引きを目撃していた3人の女子中学生に捕まってしまった。女性は、女子中学生の、「手首や頭、足首を噛み、顔をひっかいて激しく抵抗した」。やはり、噛みましたねえ!しかも、足首や頭を噛んだ。ど、どんだけ口が大きいんだ!?ワニ並みだね!

 そして、37歳になっても、「噛みつき」が武器というか凶器というか狂気というか…であることが判明しました。
岐阜県高山市上三之町の雑貨店(この表現が懐かしい。雑貨店は死語かと思っていました)で、スタジアムジャンパー(31,500円)を万引きした37歳の女性が、店長さんの手に噛みついた。捕まりたくないという窮余の一策だったことがうかがえます。
 人間、ここ一番というときは、老若男女を問わず、「噛みつき」です。

容疑者の37歳の女性は、「ジャンパーを着たまま外に出ただけで、盗んでいない」と、主張。上祐史浩じゃないんだから!(上祐を知らない?知らなくてもいいです)
 噛みつくという、原始的な攻撃を見せたところは高評価を与えられるのに、言い訳がショボすぎる。
 で、オチがあります。万引きだけなら「窃盗容疑」で済んだのに、噛みついたもんだから、「強盗致傷容疑」なってしまう。原始的な攻撃がまずかった…。

一流のスポーツ指導者に共通するもの

2011年03月05日 | Weblog
 全国高校サッカー初優勝の滝川第二高校の監督、栫裕保(かこいひろやす)さんの指導法について書きました(2月18日)。八百長相撲の、「拵」から「栫」を「形体連想」しました。
 今日の連想は、「高校駅伝で速い→その高校卒業生が大学駅伝でも速い→速い」です。長野県の佐久長聖高校。今春の箱根駅伝は、佐久長聖に始まり、佐久長聖に終わった。そして、佐久長聖高校の駅伝部監督が、「両角速(もろずみはやし)さん」。冗談言うなって?ホントホント!
 名前が「速(はやし)」で、駅伝選手の育成に成功した。今後、そのスポーツに関係がない名前の人は指導者になれない。そういう時代が来る…はずないね。
 「球児」という名のプロ野球の投手がいるが、野球の指導者として、名前は合格。
 サッカーの指導者は、「蹴斗(シュート)」かな。「舅(シュート)」ではない。
 カーリングの指導者は、「石」がいいんじゃないかなあ。「やかん」のほうがいいだろうって?その名前、「なべ やかん」が最初で最後でしょう(なべ おさみさんの子供さん)。
 
 両角速監督の凄いところ…
 1 朝6時にはグラウンドに居る…朝練習に出てくる監督は別にめずらしくないかな。朝練に出る監督は、みなさん立派です。
 2 愛車は軽トラック…どうして?軽トラの荷台に、陸上関係用具、選手の着替え、水等を載せるのに便利だから。もちろん、グラウンド整備の道具も載せる。
 3 練習コースを自ら作った…田んぼを重機で地ならし、石を取り除き、タイヤローラーを引き、数年かけて完成させた。アップダウンも作っている。

 両角監督の談話をまとめると…
 第一志望不合格者が流れる底辺校だったころの佐久長聖高校では、選手の勧誘もままならなかった。保護者に、ひたすら頭を下げ続けた。このときに、(自身の)選手時代以上の根性がついた。毎日草むしりや地ならしをし、生徒の親に頭を下げ続けたというのは、全国広しといえども教師の中では、自分ぐらいのもの。だから、他の高校に絶対負けるわけにはいかなかった。
 
指導については… 陸上の最後の勝負は、いかに自分を知っているかだ。だから、どうして自分はこれほど苦しい思いをしているのか…それを考えさせる。そのことが理解できると、選手は伸びる。

 ここで、「ハッ!」と、気がつきました。滝川第二高校の栫監督の指導法と、全く同じ!一流のスポーツ指導者に共通するもの、それは、「考えさせる」。そうだったのか!そういえば、斎藤祐樹の恩師である、早実の和泉監督も同じことを!ノムさんも。

 さて、両角速監督は、この4月から東海大学の陸上競技部駅伝監督に就任する。東海大学には、佐久長聖高校での教え子がいる。しかも、ただの教え子ではない。今年の箱根駅伝花の2区で17人をごぼう抜きした規格外の男、村澤明伸くん。こりゃあ、大学駅伝がますますおもしろくなるわ!

漫才ネタ?横書きの日本語…

2011年03月04日 | Weblog
 日本語も横書きが勢力を伸ばし…縦書きと、五分五分ぐらいになってきているようです。それで、違和感がある横書きがあるんですけど…。
 トラックや、バスのボデイに書かれている文字…「(自動車なので明瞭に前後が解るからなのか)文字は前から後ろに流れるように書かれている場合が!」。左側のボデイには、「メイプル幼稚園」と書いてあるが、右側のボデイには、「園稚幼ルプイメ」と、書かれている。 いいのかこれで!?気持ちは分かるが…。ただ、右ボデイに、「陸奥工業(株)」と書いてある場合、トラックが前進すると、「(株)業工奥陸」の順に進むんですけど…。法律も、条例もないので…どうでもいいことなのか?

 日本の横書きは、左横書き(→)が主流で、欧米と同じ。ということは、地球上の横書きは、左横書きがユニバーサルデザイン…と思ったらこれが違った。右横書き(←)もある。そのことを私が教えてあげているのに、「そんなことはないでしょう」と、信じない人がいる。ま、信じなくても私には、なんの損もないからいいですけど。
 
 少なくても、アラビア文字とヘブライ文字は、右横書き(←)です。右手で、書くとき、書いた文字が見えない。さらにやっかいなのは、数字が左書きになる。日本語で、「右横書き、数字は左横書き」という状況を書いてみると次のようになります。
 「すで円5600、は給日の私」(左横書きでは、「私の日給は、5600円です」)

第二次世界大戦後までは、右横書きが隆盛。その後、左横書きに移行してきたわけですから、戦前、戦中を知る人は右横書きになじんでいる。それで、おもしろいことも起こる。

 「髪が一間(180cm)もあるのか!長いなあ」…間一髪
 「なぬ?貫一が裸だぁ?お宮は、着物を着ていたんだべか?金色夜叉の話で、ないのか?」…裸一貫
 「なぬう?望むのが松田公太?国語の教科書にこんな事書いたら、公職選挙法違反でないの?」…太公望 ※松田公太さんは、みんなの党の参議院議員
 「口車に乗るなって?駅の表示も親切なもんだなあ」…乗車口
 「除夜の鐘か?長ーく、百八つ撞くのか?」…八百長

 「山本山」の場合は、左・右どちらから読んでも同じなので、これぞユニバーサルデザイン。一時は、幕内にいたのに、いつの間にか幕下まで落ちていた。現役最重量力士として脚光を浴びた時期もあったのに、今は、八百長事件で脚光を浴びている。折角私が、エジプトで、「ヤマモトヤマはスモウレスラーだ」と、広めてきてあげたのに。
 注:エジプトでは、日本人と見ると、「ヤマモトヤマー」と声をかけてくるのです。警察官までが、「ヤマモトヤマー!」。彼ら、今頃どうしているのかなあ…。「ヤマモトヤマー」と、声をかけたくても日本人観光客がいないんだから…。

内紛ではなく科学技術とクールジャパンでしょ!

2011年03月03日 | Weblog
 新年度予算案は通ることになったのですが、政権党の内紛はエスカレートする一方。その議員さんを選んだのが我々国民ですから、議員の批判をする前に国民が反省しなければならないということなのでしょうねえ。

 日本のこれからですが…第一に「国を守る」これについてはすでに述べたので今日は割愛(2月10日の「軍拡より有効な対中国戦略」)。
 では国を守れるようにしたあとは、何をすべきか?これは決まり切ったこと、「経済の立て直し」です。世界第二位の経済大国の名を恣にしていたのに…、中国の後塵を拝してしまった。ここは、死ぬ気で頑張らなければならない。

 まず、赤字問題をどうする?無駄な支出を減らす?減りません!仕分けで、減ったのは焼け石にスズメの涙でした。歳入が少な過ぎる…どうしたらいい?そこで、消費税率のアップ。それについては、私は困る。しかし…財政赤字は膨張の一途でしょう。つまり、日本が死ぬか生きるかですから、私も我慢しなければならないかなー。消費税率を上げなければなりませんね。

 日本経済は、(自由貿易協定で)トップグループに追いつけないまま。そこへ降って湧いたように現れた…わけではないが、菅さんが飛びついたのが、TPP。日本が浮上する絶好の機会ですから首相としては当然。だが、大失敗があった。順序を考えずに飛びついた…コンニャクをぶら下げられたカエル状態だった。反対する人がいるということを考えていなかった…!TPPに加わるメリットは、反対派だって解っている。農業関係者等にとって、本当に交易条件が優位になる保証がないから反対なのです。加入により、心理的安定を得る事などできないのです。これは政治の問題なのです。まさか、カルタゴの轍を踏まないように考えている?確かに戦後の日本は、経済的利益を追求し、国家の将来像に関わる政策を後回しにしてきた。しかし、今は通商国家でなければならない。カルタゴは、今のチュニジアであるところが興味深いが…そんなことを考えるのは私だけか。TPPに関しては、暗礁に乗り上げ…まだ乗り上げる前の状況なので、経済浮揚の即戦力にはならない。

 期待できる戦力は、科学技術立国に立ち返って…技術革新と商品開発に力を入れる。すぐにぶっちぎりでトップに立てそうなものは、環境(クリーンエネルギー)、医療・介護、新素材、ロボット…。「安全な食糧」も科学技術に入れてもいいかもしれない。注目を集めている、列車運行システムも売れるんじゃないか。

そして、売る「モノ」がなくなったら、日本のかっこよさを売る。つまり、「クールジャパン」を売る。
 日本のよさ…「(人が)勤勉・実直・やさしい」「(仕事が)正確・丁寧・美しい」「社会が安全」。これら日本の良さは、「ソフトパワー」です。ソフトパワーは、経済浮揚に役立つ!例えば、来日外国人が親日家になる。このことだけでも、経済効果が凄い。

 柔道、剣道、空手、漫画、アニメ、映画、デザイン、ファッション、書画、骨董、盆栽、寿司、さしみ、天ぷら…。クールジャパン!17兆円が見込めるとする試算もあるが、少なくても10兆円は大丈夫。

 政治主導だか何だか知らないが、「国を守って、経済を立て直す」これをやらなければ…!歯がゆくてしょうがない。

桑田さんの評価が急上昇

2011年03月02日 | Weblog
 桑田真澄氏については、PLの1年生エースという衝撃的なデビューとその後の甲子園での活躍までは、高評価でした。誰の評価かって?もちろんアンティークマンの評価です。しかし、「なんちゃって早大進学、清原を押しのけて巨人入り事件」で、清原がいい人、桑田は腹黒い人というイメージができあがってしまいました。さらに、「投げる借金返済人」という立場になった。そして、経緯についてはこの場ではふれないが、メジャーリーグへ行った。さらにさらに、高校卒業(PL学園)ながら、早稲田大学大学院へ進学。なんと、首席で卒業してしまった。

 陰で何かやったんじゃないか?など憶測が飛んだが、本人は結構平然としている。最近、PL時代の野球部の集まりがあったとき、桑田は欠席。出席していた清原が、「桑田はどうしたぁ!」と、何度か叫んだという。これも怖いけど!

 その桑田の評価がここへ来て急激に上がっている。誰の評価?もちろん、日本野球人評価協会のアンティークマンの評価。
 まず、日ハムのキャンプを訪れたとき、斎藤祐樹にアドヴァイスした。
 「小さい人が大きい人を相手に投げるには、体全体を使うしかない」…どこのコーチでも言うセリフですが、桑田が言ったところが大変貴重なアドヴァイス。なぜかって?例えばダルビッシュと斎藤祐樹…並ぶと体格は、大人と子供。しかし、同じプロなのだから、同じ仕事をしなければならない。そのためには、「体重移動」つまり、「体全体を使う投球」をしなければならない。そのことを実践し、成功したのが桑田ですから大変貴重。
 いいじゃないか桑田くん!と思っていたら、さらに素晴らしいことをやってくれました!

 巨人キャンプへ行った桑田氏は、鳴り物入りルーキー沢村へアドヴァイスした。
 「…無理して2、3年で終わるより、10年、15年エースを務めてもらいたい」
 「変化球はあとでよい。今は真っすぐを磨こう」
 「エースの条件は、強靱な肉体・投球術・己を知るの3カ条」
これらのアドヴァイスが素晴らしいといっているのではありません。
 素晴らしかったのは、話を始める前のこと。沢村の練習用ユニフォームの胸ファースナーが開いていた。桑田は、「身だしなみが大切だよ」と、自らの手で、ファースナーを引き上げた。これが素晴らしい。桑田ファンになりそうです。
 スポーツマンは、「言葉がきれい」「身だしなみ」この2つができていなければなりません。野球選手の中には、ユニフォームの第一ボタンを外している人もいる。着崩してカッコイイと思っているらしい。首脳陣の態度によっては、スノーボードの国母みたいな野球選手だって出現しかねない。

 そんなわけで、身だしなみを注意した桑田さんは素晴らしい。「野球選手である前に紳士たれ!」の巨人軍。原監督は沢村の身だしなみには気づいていなかったのかなぁ。「(選手の身だしなみについて)気づかなかったー!」が続くと、勝てないチームになりますよ。

大声で国歌を歌う卒業式にしませんか

2011年03月01日 | Weblog
 国会で承認されたモノではないが、「感動の卒業ソングランキング」なるものが…
 1位  「道」EXILE
 2位  「3月9日」レミオロメン
 3位  「YELL」いきものがかり
 4位  「振り向けば…」Janne Da Arc
 5位  「旅立ちの日に…」川嶋あい

 うーん?知らない歌ばかり。国歌も、仰げば尊しも入っていない…。卒業ソングではないので…ま、いいか!

 卒業式のシーズンです。この時期になると、「国歌はピアノ伴奏で大きな声で歌われているか?」「国旗は式場の舞台上にはっきりと掲げられているか?」…大いに気になります。
 どうしてそんなことが気になるかって?日本の儀式なのに、「侵略と差別の象徴である『日の丸』掲揚と『君が代』斉唱の強制は、思想・良心の自由を妨げる」と、反対する教員がいるものですから。模範的国民としては気になりますよ。

 学校現場は、「国旗・国歌は当然だ」という考えの教員と、「日の丸、君が代は反対だ」という教員とで不穏な空気が流れる。校長先生が決めるわけですが、職員に責められて自殺した方もおられる。儀式での国旗・国歌の実施…命がけなのです。

 そんな大変なことなのですが、意外にその事が知られていない。学校の閉鎖性といえるかも知れない部分かもしれません。しかし、「職員の反対に遭い、国旗は三脚で舞台の目立たないところへ置き、国歌は歌詞付のCDを流すこととしましたので、御理解と御協力を御願いします」…このようなお便りを保護者へ配布しようものなら混乱になること必至です。波風を起こさないためには、外部へ知らせないのが最良の策なのでしょうか。

 反対する人たちは、先に挙げたように、「侵略と差別の象徴である『日の丸』掲揚と『君が代』斉唱の強制は、思想・良心の自由を妨げる」という反対理由。その人たちが、スターリン、毛沢東、金日成等の独裁思想を支持しているわけですから…あきれ果てた自分勝手。自分たちで、「おかしい」と、気づかないのか?気づいていても、(教職員組合の)上からの強制に従わなければならないのか。強制はダメダと言っているのに組織内では強制が通る…!

 亡くなった人のことを言いたくないが(生前から、指摘させていただいておりますが)、「ミスターN教組』と呼ばれた教職員組合の象徴的指導者であった方は…「北朝鮮は、搾取者がいないから、みんながよく働き、生活の不安は全くない。泥棒も殺人犯もいないから警察官もいない。強い軍隊を率いることは国の自主性を堅持するうえで欠かせない」と北朝鮮の軍国主義を賞賛しておりましたが…。なんなんでしょう、これ?

 教員は、採用されるとき次のように宣誓するのです。
 「全体の奉仕者として日本国憲法を遵守し、法令及び上司の職務命令に従い職務遂行に当たる事を誓います」
 これは、校長の命令に従うということです。それなのに、学校の儀式で、校長の命令に背く…。嘘つきですね。「宣誓しないと教員になれないから宣誓した」としたら、「思想と良心の自由」の冒涜です。 嘘つき教員が教壇に立って、児童生徒に何を教えているんでしょうか?「嘘も方便」を教えている?鳩山さんのような人を育てようということか?

 私は、国旗の掲揚、国歌の斉唱をきちんと行わなければならないという考えです。反対派には、学習指導要領を盾にとるもよし、歴史的経緯から説明するもよし、…いくつかありますが、どれも解説に時間がかかる。
 一番簡単なのは…「政治的な思想の問題ではなく、世界で愛される模範的な人間に成長するための心得」という線で押すのがいいかもしれません。心得を浸透させるには、強制力を持って繰り返し教えなければなりません。これで、反対する人に通用するか?聞く耳を持たない、組織の上からの命令しかきかない人には、何を言っても通じないので結局は職務命令しかないのですがね。それすら従わないんだから…。「心得」というアプローチは、「世界」がポイントです。

 資源がないから、世界と仲良くしなければ、生きてけないのが日本人。パスポート無しで海外に出る事は出来ない。世界がグローバル化すればするほど、「日本」が必要になります。国旗・国歌を自分のものにしてこそ日本人です。
 「侵略と差別の日本人であることがいまいましい」などと言う人は、遠慮せずに日本を出て行ってくだされば、この時期の学校現場は平和になるのですが。

 まだまだ書きたいけど…ま、校長先生頑張って!校長の頑張りどころはここしかないんだから。国旗を敬い国歌が歌えて日本人。日本人を育てましょう!
 え?NHKがロシアの国旗を上下逆に放映した?(2月11日の「ニュース7」)そ、それとこれとは問題が違う。日本の国旗も上下を逆にされることってよくあるんですよ。困ったもんだ。