徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

通勤風景に思うこと

2011-11-29 07:35:16 | 知人・友人・赤の他人
毎日通勤に使っているバス。
同じ時間のバスに乗れば同じ人に会うことも多い。
そんな同席者の中のある知的障害者の方のお話。
知的障害者の人を見ていると、感情をストレートに現す事が多い。
そういう姿を見ていると、いかに自分が人目を気にして生きているのかに気付かされる。
かなり前には、その子が乗り遅れたバスを追いかけ、
赤信号も無視し次のバス停まで走って来たこともあった。
もちろん、危険だと運転士の人に怒られていたが。
きっと心が純粋なのだろう。
時に羨ましく思うこともある。
今日、ちょっと面白いことがあった。
その子が私の前に座った。
いつも降りるバス停の直前にバスの停車お知らせボタンを押すのだが、
今日は、座った席の関係でボタンが背もたれの横の窓の枠にあった。
前を向いた状態でみれば、頭の左後ろにあった。
でも彼は、前の席の横の窓枠のボタンに手を伸ばし、
前の人の頭の斜め前のボタンを押していた。
きっと目に触れたボタンを押すことが当たり前なんだろう。
一途という言葉が浮かんだ。
子供ってみんなそうだったはず。
いつからか擦れてひねくれて、私みたいになってしまう。
ちょっと悲しくなってしまった。
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久しぶりのすべてがFになる」

2011-11-29 06:31:45 | 本・映画・音楽
久しぶりに森博司の「すべてがFになる」を読み直している。
もう何回目か覚えていないが、5回目くらいか?

昔書いた記憶もあるが、主人公や登場人物が天才的な人物と言う設定ならば、
天才的な発言を文章にしなければいけない訳で、
作者が天才でなければそういう文章は書けないだろう。
キレのある会話。
例えば真賀田四季の言葉はもう天才的。
これは、四季春から四季冬までの別の単行本を読めばもっとリアルに感じる事だろう。

ネタバレになるからこれ以上書けないが。

この「すべてがFになる」はそもそも森博司が書き始めた小説の3冊目?
発表はこれが1冊目と言う記念作品。
しかし、その後数十冊書いた後にリンクさせて書かれた四季春から冬との絡み。

全て計算されたような内容。
一体どこまで森さんは意識して書き始めたのだろう。
S&Mシリーズと、Vシリーズとの関連性、相似性もネットでは話題になったが、
森博司さんの頭の中を是非見て見たい。
講演を一度聞いてみたい。

四季春から冬まで読み終えて、どうしてもこの「すべてがFになる」をどうしても読みたくなった。
今日は時間がないのでこの辺で。


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