途中から見た昇格争いの決勝戦。
見始めたときはセレッソが1-0で勝っていた。
65分頃から見始めたのだが、
まだまだ十分時間があるのだが、
何となく放り込み戦術が見え隠れし、
焦っているようには見えないけれど、
単調な攻めに、3位が昇格できないジンクスが見え隠れ。
でも、選手は諦めていなかったし、
交代も効果的だった。
何より、最悪なスタートから巻き返した手腕?
名選手必ずしも名監督にあらず。
大榎監督の時も言われていたが、
選手の器で考えれば、井原監督の方がはるかに上。
彼の代表時代のミドルシュートは今でも目に焼き付いていて、
それが映像で見ることができないのが非常に悲しい。
それはともかく、エスパルスがアビスパのように、
まとまったチームになりきれるかどうか?
新外国人の影響力が強いのはどのチームも同じ。
そういう選手を連れてこられるのか?
それだけでは勝てないのは当たり前。
ほかの選手がどこまで一体となれるのか?
楽しみであり怖くもある。
昨季16位、開幕3連敗で最下位スタート…どん底から立て直した“井原マジック”
ゲキサカ 12月6日(日)21時28分配信
[12.6 J1昇格プレーオフ決勝 福岡1-1C大阪 ヤンマー]
アビスパ福岡で監督生活をスタートさせて1年目。ただ、ベンチ前で腕を組む井原正巳監督の立ち振る舞いは、“監督1年生”のそれではない。1点を先行されたこの日も全く焦るそぶりは見せず、逆に自軍の選手たちを信じて、メッセージ性のある交代カードを次々と切る。そして後半42分、DF中村北斗による歓喜の同点弾に繋げる。「後半も走り続けて、諦めなかった結果が同点ゴールに繋がった」。就任1年目の指揮官は、福岡を5年ぶりのJ1へと導いた。
どん底からのスタートだった。2012年にJ2に降格して以降、福岡は18位、14位、そして昨季は16位と浮上にきっかけを見いだせないまま、低迷を続けた。福岡の再建。白羽の矢が立ったのが、現役時代に日本代表のキャプテンとして活躍し、「アジアの壁」と呼ばれた井原監督だった。「名選手、名監督にあらず」という言葉はあるが、知性的なオーラに期待は自ずと高まった。
「選手としての実績は全く関係ないと思って指導者をしている。逆に実績があるから井原は監督としてもしっかり結果を残せるのであろうという見方をされると思う。そのプレッシャーをより強く感じたが、それをパワーに変えようとしていた」
ただ、船出も最悪だった。開幕戦のホームで戦った京都戦を1-3で落とすと、続くアウェー2連戦にも連敗。3戦を終えて勝ち点0と文句なしの最下位に沈んだ。しかし井原監督は焦らなかった。「やっていることを続けて行こうとブレずに続けた」。結果、チーム成績は見事V字回復。チーム記録を更新する11戦不敗で順位を一気に上げた。
「開幕3連敗をして最下位になったということはターニングポイントだった。3戦目の時には4バックから3バックにシステムを変えていた。(負けはしたが3戦目の)札幌とのアウェーゲームで守備の手ごたえ、システムの変更の手ごたえを掴んだ。上手く立て直せたと思う」
“井原マジック”で勢いづいたチームは、夏場以降に再加速をみせる。リーグ戦は8月23日の岡山戦に敗れて以降はシーズン終了まで不敗を継続。最後は8連勝でフィニッシュしてみせた。最終的には得失点差で2位磐田に届かず、J1自動昇格を逃したが、プレーオフを勝ち上がって、5年ぶりのJ1復帰を決めた。
「昨年16位のチームがスタート時に昇格を掲げたところで、何言っているんだと思った方もいたと思う。でも我々は高い目標を持って進んでいかないといけないと思った。アビスパというチームの質を考えても十分にJ1に昇格できると、そういうポテンシャルはあると思っていた。それと我々には力強いサポーターがいる。スポンサーからもパワーをいただき、必ず追い風になると思っていた」
J1昇格プレーオフが導入されて4年目。3位チームがこれまで昇格できず、進出最下位の6位チームが2度昇格するという巡り合わせもあったが、昇格したチームはすべて翌年の戦いに苦しみ、J2に降格してしまっている。今季、J2で見事な成績を収めた福岡といえど、J1での戦いは簡単にはいかないはずだ。
しかし、「来年に向けてはこれからじっくりと考えたい」と話す指揮官も、前3年の昇格チームとの違いには自信を持っている。「しっかりと準備をして、いい形でリーグ戦に入っていきたい。今のチームでどこまで戦えるかというのは非常に期待感を持っている。福岡旋風を起こせるようにしっかりと準備していければと思う」。この日、同点ゴールを演出したFW金森健志やDF亀川諒史ら若手の伸び代はまだまだ十分。井原福岡は来季も更なる進化を遂げる。
見始めたときはセレッソが1-0で勝っていた。
65分頃から見始めたのだが、
まだまだ十分時間があるのだが、
何となく放り込み戦術が見え隠れし、
焦っているようには見えないけれど、
単調な攻めに、3位が昇格できないジンクスが見え隠れ。
でも、選手は諦めていなかったし、
交代も効果的だった。
何より、最悪なスタートから巻き返した手腕?
名選手必ずしも名監督にあらず。
大榎監督の時も言われていたが、
選手の器で考えれば、井原監督の方がはるかに上。
彼の代表時代のミドルシュートは今でも目に焼き付いていて、
それが映像で見ることができないのが非常に悲しい。
それはともかく、エスパルスがアビスパのように、
まとまったチームになりきれるかどうか?
新外国人の影響力が強いのはどのチームも同じ。
そういう選手を連れてこられるのか?
それだけでは勝てないのは当たり前。
ほかの選手がどこまで一体となれるのか?
楽しみであり怖くもある。
昨季16位、開幕3連敗で最下位スタート…どん底から立て直した“井原マジック”
ゲキサカ 12月6日(日)21時28分配信
[12.6 J1昇格プレーオフ決勝 福岡1-1C大阪 ヤンマー]
アビスパ福岡で監督生活をスタートさせて1年目。ただ、ベンチ前で腕を組む井原正巳監督の立ち振る舞いは、“監督1年生”のそれではない。1点を先行されたこの日も全く焦るそぶりは見せず、逆に自軍の選手たちを信じて、メッセージ性のある交代カードを次々と切る。そして後半42分、DF中村北斗による歓喜の同点弾に繋げる。「後半も走り続けて、諦めなかった結果が同点ゴールに繋がった」。就任1年目の指揮官は、福岡を5年ぶりのJ1へと導いた。
どん底からのスタートだった。2012年にJ2に降格して以降、福岡は18位、14位、そして昨季は16位と浮上にきっかけを見いだせないまま、低迷を続けた。福岡の再建。白羽の矢が立ったのが、現役時代に日本代表のキャプテンとして活躍し、「アジアの壁」と呼ばれた井原監督だった。「名選手、名監督にあらず」という言葉はあるが、知性的なオーラに期待は自ずと高まった。
「選手としての実績は全く関係ないと思って指導者をしている。逆に実績があるから井原は監督としてもしっかり結果を残せるのであろうという見方をされると思う。そのプレッシャーをより強く感じたが、それをパワーに変えようとしていた」
ただ、船出も最悪だった。開幕戦のホームで戦った京都戦を1-3で落とすと、続くアウェー2連戦にも連敗。3戦を終えて勝ち点0と文句なしの最下位に沈んだ。しかし井原監督は焦らなかった。「やっていることを続けて行こうとブレずに続けた」。結果、チーム成績は見事V字回復。チーム記録を更新する11戦不敗で順位を一気に上げた。
「開幕3連敗をして最下位になったということはターニングポイントだった。3戦目の時には4バックから3バックにシステムを変えていた。(負けはしたが3戦目の)札幌とのアウェーゲームで守備の手ごたえ、システムの変更の手ごたえを掴んだ。上手く立て直せたと思う」
“井原マジック”で勢いづいたチームは、夏場以降に再加速をみせる。リーグ戦は8月23日の岡山戦に敗れて以降はシーズン終了まで不敗を継続。最後は8連勝でフィニッシュしてみせた。最終的には得失点差で2位磐田に届かず、J1自動昇格を逃したが、プレーオフを勝ち上がって、5年ぶりのJ1復帰を決めた。
「昨年16位のチームがスタート時に昇格を掲げたところで、何言っているんだと思った方もいたと思う。でも我々は高い目標を持って進んでいかないといけないと思った。アビスパというチームの質を考えても十分にJ1に昇格できると、そういうポテンシャルはあると思っていた。それと我々には力強いサポーターがいる。スポンサーからもパワーをいただき、必ず追い風になると思っていた」
J1昇格プレーオフが導入されて4年目。3位チームがこれまで昇格できず、進出最下位の6位チームが2度昇格するという巡り合わせもあったが、昇格したチームはすべて翌年の戦いに苦しみ、J2に降格してしまっている。今季、J2で見事な成績を収めた福岡といえど、J1での戦いは簡単にはいかないはずだ。
しかし、「来年に向けてはこれからじっくりと考えたい」と話す指揮官も、前3年の昇格チームとの違いには自信を持っている。「しっかりと準備をして、いい形でリーグ戦に入っていきたい。今のチームでどこまで戦えるかというのは非常に期待感を持っている。福岡旋風を起こせるようにしっかりと準備していければと思う」。この日、同点ゴールを演出したFW金森健志やDF亀川諒史ら若手の伸び代はまだまだ十分。井原福岡は来季も更なる進化を遂げる。