コロナ騒動が一段落したとは言え、完全に無くなった訳ではなく、インフルエンザも相変わらず顕在ですし、チョッと喉がいがらっぽいだけで、周りに冷たい目で見られそうで怖い?そんな毎日です。
昨日の朝7:48キックオフで、Uー17サッカー女子ワールドカップ、
対イングランド戦が行われました。
結果から書けば、2-2から延長戦なしのPK戦となり、
1-4で敗戦となりました。
後出しじゃんけんの様なお話をしますが、
この大会の日本の戦いぶりを見てきて、
(対ポーランド0-0、対ブラジル2-1、対ザンビア4-1)
イングランドに勝つ確率は50%、
恐らくスペインには10%、北朝鮮には3%くらい。
要するに、まず優勝は無理で、何とか3位になれれば良いな。
そう思っていました。
上記ブログに書きましたが、
「やはり、今の日本には優勝はかなり高いハードルなのかもしれません。
もちろん徐々に調子を上げていくケースもあるので、
優勝は不可能とは思いませんが。」
Uー17サッカー女子ワールドカップと東レパンパシフィックオープン
上記ブログでも、
イングランド戦についての期待のお話は、敢えて書きませんでした。
北朝鮮が目茶苦茶強いと言うお話のみ書きましたが、
要は、今の日本では優勝は難しいよと言う気持ちでした。
さて、まず、イングランド戦だけのお話をすると、
この日の戦い方は、特に後半に顕著でしたが、
お互いノーガードの打ち合いの様に、
ボール奪取すると、
態勢を整えて、組織的に攻めるのではなく、
即、前線に繋ぎ、攻撃を仕掛け、
攻撃に割く人数はそこまで多く出来ないので、
攻めあぐねては、相手にカウンターを喰らい、
それを防いで今度は日本がカウンター。
そんな展開が続くと、選手の配置は間延びし、
体力勝負、フィジカル勝負となりました。
日本がリードしているのに、あたかも負けている時の戦い方。
追いつかれたのも必然と感じました。
何故日本がそんな戦い方を選んだのかは謎ですが、
後ほど私が考える理由を書きたいと思います。
さて、予想通り、PK戦となりましたが、
イングランドは終了間際、PK戦を予想し、
身長が高いGKと交代させています。
色々なワールドカップで、PK戦のためのGKと交代する国も多く、
そういう意味でもイングランドは強かでした。
さて、前から思っていますし、
このブログでもどこかで書いた気がします。
探したら、このブログで書いていました。
昔に比べると、GKの技術は大きく進化しています。
なので、PKを決めるためには、
・かなりのスピードと良いコースにシュートを蹴る。
・相手GKの逆を突く。(蹴るコースを悟られない事)
が大切ですが、
兎に角、昔から、日本はこの辺の技術が劣っています。
例えば体重移動と反対方向に蹴る。
ゴールキーパーが守りにくいタイミングで蹴る。
そういう工夫が全くない日本。
今回も勝てる気はしませんでしたね。
さて、この大会で個人的に不満がいくつかあります。
過去の大会に比べてこの大会では、
ターンオーバーは積極的に使われませんでした。
理由は判りません。
内情は我々外部の人間には判らないので、
使わなかったのか?使えなかったのか?
それでも、日本の生命線の主要部分は運動量なので、
イングランド戦でコンパクトな闘い方が出来なかったのは、
このせいなのかもしれません。
そして、ずっと出さなかった菊地花奈選手を、
イングランド戦の最後にだけちょっと出すのであれば、
その前に短時間でも出しておいて欲しかったですし、
PK戦を想定するメンバー交代をしていたかも疑問でした。
相変わらずベンチワークは初心者集団の様でした。
どの年代でも、ワールドカップで優勝するには、
世界レベルの選手が3人は必要です。
逆に言えば3人いれば優勝の可能性は高まります。
2011年のフル代表には、
澤穂希選手 宮間あや選手、熊谷紗希選手がいました。
2014年のUー17代表には、
長谷川唯選手、杉田妃和選手、遠藤優選手、長野風花選手等がいました。
2018年のUー20代表には、
長野風花選手、宮澤ひなた選手、遠藤純選手、植木理子選手がいました。
取り敢えずその選手が世界レベル?と言えるかどうかはともかく、
優勝に貢献したのは事実で、
そこに比べると、今年は足りなかったと言うことになります。
がんばれ日本です。