県内で12日に宅配&販売された「エルゴラ」のテーマは、「PLAY BACK 2010」でした。名古屋が独走して優勝した2010年のJ1特集です。そしてなんとこの中に、アルビレックスに関連する記事が1ページ丸々掲載されておりました。アルビレックス新潟が黒埼体制になって1年目のシーズンのことです。
「なぜ、新潟の補強は"当たる"のだろうか」という書き出しで始まるこのページで特集されたのは、クラブ史上初のベストイレブンに輝いた、マルシオ・リシャルデスでした。タイトルは「無名のスーパースター」です。
あぁ懐かしいですね。16ゴールをあげ(仙台戦での「セットプレーでハットトリック」もありました)、ベストイレブンに選出され、そして浦和に移籍していったマルシオ。2年連続1桁順位だったこの年のアルビレックスは、マルシオ不在のゲームの成績は3分5敗と未勝利。一方、マルシオが得点した12試合は7勝5分と負け知らずだったそうです。
来日前には無名でビッグクラブでのプレー経験もなかったマルシオに、新潟が求めたものは、「チームの戦い方に忠実な選手」であることだったそうです。「キックの精度は新潟に来てからわかったこと」という神田強化部長(当時)のコメントには驚きでした。
記事の最後に書かれていた「新潟で結果を残したブラジル人は、個の能力をチームの矜持に沿わせることで存在を示していた」という言葉は、ボクらサポーターにとっても心に染みる言葉です。記事の中にあった、エジミウソン、レオ・シルバ、ファビーニョ、そしてマルシオ。この系譜が脈々と受け継がれ、今シーズンもシルビーニョやファビオが大活躍してくれることを期待しています。
今からたった10年前のお話でした。
【追記】今気がついたけど、今日のタイトル「2010年のマルシオ」って、「1986年のマリリン」にちょっと似てる?あっ似てない?何のことだかわからない?失礼しました!