八代不知火蔵と書かれているむぎ焼酎 「 白水 」 であるが、
「 不知火 」 といえば、不知火干拓を思い出す。
当時、鏡町に住んでいた河島光男さんに 「 よか練習場所のあっタイ 」 って、
不知火干拓を教えてもらった。
見渡す限り視界が開け、その干拓地の中を突っ切るどこまでも続く一直線の道。
ここならスピード練習が思う存分出来る。そんな環境だった。
それから弟弟子の岸本とヘトヘトになるまでモガキ続けた。
そんな思い出の残る不知火干拓であるから、
ボクにとっては、不知火といえば、知火干拓なのである。
白水を造り出している、八代不知火蔵は火の国、熊本県の蔵である。
メルシャンの製造元として焼酎造りを行っている。
匠の技と最新設備により、この蔵にしか出せない個性ある酒造りを行っている。
まだ夜も明けきらない早朝、タンクローリーが片道二時間をかけて『白川水源』へ向かい、
新鮮な水を必要な量だけ汲み上げ、その日のうちに使い切る。
そのまま飲んでもおいしい『白川水源』の湧水にはカルシウムが豊富に含まれており、
これが焼酎の香りを引き立て、ナトリウムとカリウムのバランスがキレを生んでいる。
名水焼酎の呼び名にふさわしい澄みきった味わいがある。