駅跡の横には県道442号線が通っている
戦後の復興を支えた筑豊の炭鉱地帯は、
石炭積み出しのための路線が多数存在していた。
その産炭地帯の一つが筑豊南部を走っていた上山田線である。
この線は、当初明治28年 ( 1895年 ) 4月5日、
筑豊鉄道によって飯塚~臼井間 ( 7.0㎞ ) が開通。
明治30年 ( 1897年 ) 10月1日、筑豊鉄道は九州鉄道に合併。
同時に飯塚~臼井間を筑豊線と改称した。
明治31年 ( 1898年 ) 2月8日には臼井~下山田間 ( 5.4㎞ ) が開通し、
さらに、明治36年 ( 1903年 ) 12月20日に上山田までの2.8㎞が開通した。
明治42年 ( 1909年 ) 10月12日に線路名称を統一した筑豊本線となった。
旧上山田線の大隈駅は大隈ではなく、牛隈の交通公園内にある。