惣郷川橋梁(そうごうがわきょうりょう)は
山口県阿武郡阿武町宇田惣郷の、
西日本山陰本線・須佐- 宇田郷間の白須川に架かる鉄道橋で、
惣郷鉄橋(そうごうてっきょう)とも呼ばれる。
全長189m。
1932年(昭和7年)に山陰本線最後の開通区間に架かる
構造物として完成(開通は翌1933年)。
日本海に隣接し、波浪による浸食や潮風による腐食(塩害)を避けるため、
鋼鉄ではなく鉄筋コンクリート4柱のラーメン構造の堅牢作りとなっており、
橋脚の基礎も満潮時の海面から1.5mの高さまでの
高い基礎が据えられているのが特徴である。
海からの景色も、また橋からの景色も美しいことから、
撮影ポイントとして鉄道ファンからの人気は高い。
2001年に土木学会選奨土木遺産を受賞している。