Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

特異日「七人の眠る兄弟の日」

2017-06-28 | アウトドーア・環境
車中のラディオは特異日「七人の兄弟の日」として今日の一言で神父が話していた。この日の天気がその後七週間続くという観天望気の特異日である。丁度梅雨のような小雨の天候であり、陽射しがなければ気温も上がらない。雷雨に向かって蒸し暑くなる予想がされているが、少なくとも早朝は快適で、うだうださせる天候だ。ラディオもまさかこのような小雨の日が続く筈はないとしているが、昨年も比較的似ていて、寧ろ昨年の方が陽射しは強かった。ここまで乾燥した夏を送ってきたがここにきて湿気が増えたのは、夜中に蚊に起こされて気が付いた。どうもここにきて節目が変わってきたようだ。このまま夏も終わりに近づいて呉れて、長い晩夏になってくれたらよいと思う。通常とは一月以上早いが、少しづつ秋に近づいてくるのではなかろうか。

蚊に刺された、羽音を聞いて、早速日本から持ってきて貰った萬古焼白豚にぶら提げてある金鳥の天然素材蚊取り線香に点火した。初めての使用だ。最初からぶら提げてあり、タイマーになるピンを挟んであるので、マッチで火を点けるのは、眠気眼では、それほど容易くはないが問題はなかった。窓を開け放っているのにも拘らず直ぐに効果が出て蚊の攻撃は止まる。寝付いて再び攻撃が始まると線香は消えていた。再び着火した。これがあれば千人力で蚊を恐れることなどは無い。昨年の悪夢は嘘のようだ。

白焼きであるから直ぐに天井は焦げたが、趣がある。その趣がどこから感じるかと想うと、歴史文化的なものよりも、間違いなく成分が人間にも影響する神経麻痺効果だと気が付いた。なるほど寝起きから午前中のあのまったりした気分は神経性のものか?体に害があるかどうかは分からないが、麻痺したように眠れるのが趣だ。昔から言われていたような金縛り効果なども線香を強く焚いた室内や蚊帳ではさもありなんと思う。

ミュンヘンからメールが入っていた。大抵はお断りなのだが、今回はなぜか正式の領収書を別に送ってくれた。経費で落としたいのでいつも欲しいと思っていた。10月のコンサートである。普通は劇場のコンサートなどにはいかないのだが、今回はスポーツ屋に行く用事もあり、日本から凱旋帰国してくる座付き管弦楽団のコンサートに初めて出かける。プログラムは一曲目は日本公演と同じ「子供の不思議な角笛」である。何度か演奏してよくなっているだろう。二曲目はブラームスの第四交響曲である。この曲を最後に生で聞いたのはリカルド・ムーティーが日本デビューしたヴィーナーフィルハーモニカ―の演奏会である。評判はアンコールの「運命の力」序曲やヴィヴァルディの曲が好意的に受け取られた反面、その他のモーツァルトの短調交響曲とのブラームスは否定的なものだった。

この交響曲を考えるといつもあの当時の日本のそうしたレパートリーへの一種の固定観念のようなものを思い出す。しかし周知のようにこの南イタリアのマエストロの芸風も独墺音楽へのアプローチは今もちっとも変わらない。そして独墺ものが駄目なイタリアの指揮者などとはだれ一人謂わないだろう。その演奏される本質的なものが全く変わっていなくてもである。指揮者キリル・ペトレンコがどのようにブラームスをレパートリーとして位置づけるかは大凡予想がつく。この交響曲以外にもニューヨーク公演やその直前のハムブルクなどではドッペルコンツェルトを指揮する。次々回のベルリンで、もしかするとバーデンバーデンでもブラームスの交響曲を披露する日は遠くないだろう。

最新のニュースによれば、ミュンヘンの劇場が作曲家プーランクの相続人から訴えられている件が再び審議されるという。2010年にチェルニアコフ演出で公演された「『カルメル派修道女の対話』新制作の幕切れで修道女が自爆する演出に対して著作権の侵害を訴えているもののようだ。先ずは劇場側の反論が用意されているようである。この話題の演出は2010年に再演されるという。



参照:
猛暑が予想される今日この頃 2015-07-01 | 暦
普遍的とはされない特異日 2015-06-30 | 暦
備えあれば憂いなしの気持ち 017-06-01 | 生活
間に合った、金鳥の夏 2016-08-05 | 暦
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