Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

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ガルダ挟みを使った滑車の利用

2017-06-30 | アウトドーア・環境
週末の氷河救出訓練のことも書き留めておこう。最大のポイントは、パピオン結びよりも、自力でクレヴァスの縁を乗り越える滑車の方法だった。その時にブレーキが利くザイルを挟むものが手元に無くても同じように使えるのがガルダ挟みである。勿論この挟み方は知識では知っていたが実際にこうやって滑車で使うのは初めてだった。穴から脱出の方法として、クレヴァス以外ではあまり問題にならないからである。

つまり自重を支えるザイルを下からプルージックで登って来ると、どうしても必然的にクレヴァスの縁でザイルが潜り込んでしまっていて、同じ形では上まで登れないからである。それどころかクレヴァスの縁はオーバーハングしていることが普通だ。岩場の場合であれば、オバーハングしていてもプルージックの最後の一手を ― たとえバランスが取り難くも ―、その上に掛け替えてしまえばその上に出られる。しかし氷河の場合は、ザイルが雪面に潜り込んでいてその上にプルージックを掛けることが出来ない。そこでプルージックから滑車に切り替えるのである。

滑車を作るのに上部も下部も滑車になっていれば最も効率が良いが、絶えず荷物が増えることになる。そこで最も効率よく下のブレーキ付きの滑車の代わりになるのがガルダ挟みである。同じカラビナを二つ同じ方向に並べて、ザイルが流れる方向へ上から下に通して、更に上のカラビナだけにもう一度通して、上部の滑車若しくはカラビナに掛けて、それを引っ張る。これを引っ張りながら両足を氷の垂壁若しくは屋根に突っ張ることで上に引っ張られて、最後にはザイルが雪面から浮き上がることになる。

若しくは上から下にザイルの輪を下ろして、そこに通したカラビナで遭難者を上から引っ張ることになる。その時に引っ張ったザイルが逆走しないように、ブレーキ付きの滑車を使うことで労力の軽減が可能となる。これがクレパスの救助法である。

その前にザイルが雪面深く潜ってしまわないようにピッケルのシャフトを下に引く。また三人パーティーの場合は、二人目のところでアイススクリュー等で固定点を作り、プルージックで三人目が二人目のところに集結する。その準備が出来た時点で、遭難者の方へと移動することが可能となる。

余談であるが、確か冒険家の植村直己が最初にモンブランを単独で登って最初の?大陸最高峰登山を果たしたときにクレヴァスに落ちたとかあったと思う。勿論単独行動であるから、ザイルを組んでおらず、こうした作業は関係がないのだが、そもそもそうした訓練も知識もなかったのであろう。そして最後にマッキンリーで消息を絶った時も竹竿を腰につけて前後に延ばして歩いて行ったのだろう。最初から最後まで同じことを繰り返していたのが分かる。なるほど最善の方法を考察したのだろうが、竹竿も一方がクレパスに落ちてしまえば全く役に立たない。我々が、故人の同郷の先人加藤文太郎以上に植村直己を登山家として評価しないのは、何もクライミングの実力ではなくて、こうしたところに理由があるだろう。



参照:
バネ付き「豚の鼻」を発見 2017-06-24 | アウトドーア・環境
アルプス登山の足元 2017-06-26 | アウトドーア・環境
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