デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



昼食の後、再びレーマー広場に戻った。噴水の前で自分の写っている写真がほしくなった。子供をつれての旅行をしている家族づれがいたので、シャッターボタンを押してもらえるよう頼んだ。頼んだ相手は小学4年くらいの女の子で、家族の見ている前でボタンを押すことに戸惑いかつ緊張していたようだった。
彼女は上手く撮ってくれた。発音の悪い英語でThank youとお礼を言ってカメラを返してもらうと、きゃっきゃと連れの家族相手になにやら騒いでいた。きっと、旅行先で東洋人にものを頼まれること自体、初めての体験だったのだろう。とても微笑ましい光景だった。お互いにとって、いい思い出になったと思う。



広場近くを流れる川を渡ってみたくなって、少し足を伸ばした。



だがそれも束の間のことで、時間が迫っていたこともあり、さっさと駅に戻った。

次の目的地はドレスデンである。午後2時10分発の都市間高速特急に乗り込んだ。ユーレイル・セレクト・パスだからファーストクラスに乗れるのだが、クーラーが効きすぎていて長袖を引っ張り出すはめになってしまった。



フランクフルトを離れるとすぐに車窓から牧歌的な風景が目に飛び込んできた。到着までの時間は、新たな町への期待に胸を躍らせていた。
列車に乗っていると4時間なんて、あっという間だ。ドレスデンのエルベ川を渡ったときは、きれいな夕暮れが町を包んでいた。


ドレスデンのエルベ川

ユースホステルまで市電に乗って行った。右も左もわからない状態でも、何とかなるものだった。ワールドトレードセンターの前で大きいかばんをキャスターで引きずっていたおっちゃん(たぶん旅行者)に道を尋ねると、近くにいた人に代わりに尋ねてくれたりして、なんと感謝してよいかわからなかった。小さな親切がとても心に染みた。

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