その映画でジョニー・デップは植木の手入れをしていた。
ペットの毛も器用に刈る。
もちろん彼は人ではない。
フランケンシュタイン教授が産み出したモンスターのような存在、
彼は人造人間だった、手が巨大な鋏の。
馬鹿と鋏は使いよう
そんな言葉通り、ティム・バートンは見事に鋏を使い切る。
素顔のジョニー・デップではまずヒット作はないけれど、
ティム・バートンと組んだ誰?これ?なジョニー・デップは確実に話題となる。
カシャン、カシャン
出世作となったシザーハンズで、手がぶつかり合う悲しげな音を
ジョニー・デップは響かせ続けた。
しゃきーん
夕方、宅配野菜の結束用バンドを鋏で切る。
なんてことのない行為、しかし、それだけではなかった、音は。
ふんぎゃ
悲しげな、いや、情けない音がノドから漏れる。
結束用バンドだけではなかった、切れたのは。
左中指の先を切っちまった。
どってことないでしょ、そう思ったのは一瞬だけ。
血がどぼどぼと出てくる、流水で洗いながら、指の根元を押さえる。
バンドエイドで止血すれば料理をするのにも差し支えないけれど、
なんだかなあ、ったく。
血だらけになりながら開けた宅配野菜の段ボールからは、
あ~あ、またジャガイモだよ、どうなってるんだ、ホント。
それに新タマネギも2個。
いやはやなんとも
火曜日にキミサワで買ってきたエリンギ、ようやく出番である。
ジャガイモ2個の皮を剥き、細切りにする。
水にさらして灰汁を抜き、水気を切ったら電子レンジで加熱。
また水にさらしてぬめりを完全にとったら、ザルに開けて水気をきる。
エリンギ3本は縦半分に切ってから薄切りにする。
タマネギ1/2個も薄切りに。
ソーセージ3本は縦に1/4に切る。
フライパンにオリーブオイルをひいて、乾燥ニンニク、バジル、ローズマリーを。
弱火でじっくりと香りをだしたら、タマネギを。
タマネギを入れたら強めの中火に。
しんなりするぐらいで、ジャガイモを投入。
電子レンジで加熱しているけれども、念のためにしっかりと火を通す。
コンソメを小さじ2加えてから、ソーセージを放り込む。
こちらはオリーブオイルが絡むぐらいで。
エリンギを放り込んだら、強火にしてわさわさフライパンを煽る。
白ワインをどばっと入れてアルコールを飛ばす。
マヨネーズをお好み焼きみたいにさらさらとかけて、
シュレッドチーズも加えたら、またフライパンを煽る。
パルメザンチーズもふりかけて、また煽る。
チーズが焦げるような香りがしたら完成。
ジャガイモは炒めようがどうしようが減らないのだ、体積が。
山盛りになった皿を見て、嫁さんとうんざりする。
しかもエリンギだっていい勝負。
おまけに、昨夜のさくらパパカレーだってある。
明日のパン教室に備えて、昼間に掃除機はかけたけれど、
レンジ周りはきれいにしていない。
先にやっておけばよかったなあ、バンドエイドに包まれた中指を見て思う。
エドワードだったら、指を鋏で切ることはない。
しかし、人からは蔑まされているばかり。
どっちがいいか?今は蔑まれている方がいい、ホントに痛いんだから。
ペットの毛も器用に刈る。
もちろん彼は人ではない。
フランケンシュタイン教授が産み出したモンスターのような存在、
彼は人造人間だった、手が巨大な鋏の。
馬鹿と鋏は使いよう
そんな言葉通り、ティム・バートンは見事に鋏を使い切る。
素顔のジョニー・デップではまずヒット作はないけれど、
ティム・バートンと組んだ誰?これ?なジョニー・デップは確実に話題となる。
カシャン、カシャン
出世作となったシザーハンズで、手がぶつかり合う悲しげな音を
ジョニー・デップは響かせ続けた。
しゃきーん
夕方、宅配野菜の結束用バンドを鋏で切る。
なんてことのない行為、しかし、それだけではなかった、音は。
ふんぎゃ
悲しげな、いや、情けない音がノドから漏れる。
結束用バンドだけではなかった、切れたのは。
左中指の先を切っちまった。
どってことないでしょ、そう思ったのは一瞬だけ。
血がどぼどぼと出てくる、流水で洗いながら、指の根元を押さえる。
バンドエイドで止血すれば料理をするのにも差し支えないけれど、
なんだかなあ、ったく。
血だらけになりながら開けた宅配野菜の段ボールからは、
あ~あ、またジャガイモだよ、どうなってるんだ、ホント。
それに新タマネギも2個。
いやはやなんとも
火曜日にキミサワで買ってきたエリンギ、ようやく出番である。
ジャガイモ2個の皮を剥き、細切りにする。
水にさらして灰汁を抜き、水気を切ったら電子レンジで加熱。
また水にさらしてぬめりを完全にとったら、ザルに開けて水気をきる。
エリンギ3本は縦半分に切ってから薄切りにする。
タマネギ1/2個も薄切りに。
ソーセージ3本は縦に1/4に切る。
フライパンにオリーブオイルをひいて、乾燥ニンニク、バジル、ローズマリーを。
弱火でじっくりと香りをだしたら、タマネギを。
タマネギを入れたら強めの中火に。
しんなりするぐらいで、ジャガイモを投入。
電子レンジで加熱しているけれども、念のためにしっかりと火を通す。
コンソメを小さじ2加えてから、ソーセージを放り込む。
こちらはオリーブオイルが絡むぐらいで。
エリンギを放り込んだら、強火にしてわさわさフライパンを煽る。
白ワインをどばっと入れてアルコールを飛ばす。
マヨネーズをお好み焼きみたいにさらさらとかけて、
シュレッドチーズも加えたら、またフライパンを煽る。
パルメザンチーズもふりかけて、また煽る。
チーズが焦げるような香りがしたら完成。
ジャガイモは炒めようがどうしようが減らないのだ、体積が。
山盛りになった皿を見て、嫁さんとうんざりする。
しかもエリンギだっていい勝負。
おまけに、昨夜のさくらパパカレーだってある。
明日のパン教室に備えて、昼間に掃除機はかけたけれど、
レンジ周りはきれいにしていない。
先にやっておけばよかったなあ、バンドエイドに包まれた中指を見て思う。
エドワードだったら、指を鋏で切ることはない。
しかし、人からは蔑まされているばかり。
どっちがいいか?今は蔑まれている方がいい、ホントに痛いんだから。