4/19(月)
モナドには窓がない
17世紀後半、後進国ドイツの哲学者・ライプニッツは言った。
単子と訳されるモナドとは、それ以上、分割できない単位のこと。
物質で言えば原子がそれにあたる。
ただの原子ではなくて、状態という属性を持ち、そして状態は変化する。
しかし、この変化は他のモナドの影響を受けたからではない。
故にモナドには窓がない、そういう訳である。
では、この状態の変化はなぜ起こるのか。
神が創造した時に定めた調和によって起こる、ライプニッツはそう考えた。
はて・・・
17世紀、ヨーロッパで神の存在を疑うことはできなかった。
ガリレオ・ガリレイは地動説を唱えて異端審査で終身刑を言い渡されたし、
ルネ・デカルトも無神論を広める思想家として非難されることになる。
だからといってねえ、神が定めた調和ってのはどうんなもんだか。
昨日、ごぼうとモヤシを食べきってしまったので、
野菜室にはニンジンと新タマネギぐらい、きれいなもんだ。
冷蔵庫には賞味期限が今日までの卵が2個。
フリーザーにはベーコン2枚。
あまりに予定調和すぎて嫌気が差すけれど、しょうがない。
フライパンにオリーブオイルを大量に。
乾燥ニンニクを細かく砕いて入れて、弱火で香りを出す。
新タマネギ小1個を細めに切って放り込む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c3/e4e158546553ff163fbff5610422819a.jpg)
予定調和すぎるのはイヤなので、バジルをわしわしとふり入れる。
乾燥バジルでジェノベーゼもどきを作った時ぐらい。
さらにローズマリー、オレガノ、ナツメグも少々加える。
黒コショウはがりがりと、多めに挽き入れる。
タマネギが透き通ってきたら、細切りにしたベーコン2枚を投入。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/62/d370f785a6f077693a5cc2ddcb2c5539.jpg)
弱火に落として、ベーコンとタマネギにしっかりと火を入れる。
理想はカリカリになるまで。
ボウルに卵1個を割り入れ、牛乳を少し足してしっかり撹拌する。
パスタはディチェコのスパゲッティーニ。
8分半でいい感じの歯ごたえ。
フライパンに放り込んで、パルメザンチーズをふる。
茹で汁を少し加えて水分を飛ばしたら、ボウルへと放り込む。
しっかりと混ぜ合わせれば完成。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/f3/a45b48ec10a6a83851bfbfd925437152.jpg)
これっぽっちも能動性のない食べ物。
もちろん多少の抵抗は試みた。
ただ、バジルもオレガノも卵ソースには白旗を降りまくり、
単なるカルボナーラに成り下がる。
だからといって、神が仕組んだ予定調和を認める訳がない。
ピクルスを入れればよかったんじゃない?
後から気付く、口直しのピクルスを齧りながら。
モナドには窓がない
17世紀後半、後進国ドイツの哲学者・ライプニッツは言った。
単子と訳されるモナドとは、それ以上、分割できない単位のこと。
物質で言えば原子がそれにあたる。
ただの原子ではなくて、状態という属性を持ち、そして状態は変化する。
しかし、この変化は他のモナドの影響を受けたからではない。
故にモナドには窓がない、そういう訳である。
では、この状態の変化はなぜ起こるのか。
神が創造した時に定めた調和によって起こる、ライプニッツはそう考えた。
はて・・・
17世紀、ヨーロッパで神の存在を疑うことはできなかった。
ガリレオ・ガリレイは地動説を唱えて異端審査で終身刑を言い渡されたし、
ルネ・デカルトも無神論を広める思想家として非難されることになる。
だからといってねえ、神が定めた調和ってのはどうんなもんだか。
昨日、ごぼうとモヤシを食べきってしまったので、
野菜室にはニンジンと新タマネギぐらい、きれいなもんだ。
冷蔵庫には賞味期限が今日までの卵が2個。
フリーザーにはベーコン2枚。
あまりに予定調和すぎて嫌気が差すけれど、しょうがない。
フライパンにオリーブオイルを大量に。
乾燥ニンニクを細かく砕いて入れて、弱火で香りを出す。
新タマネギ小1個を細めに切って放り込む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c3/e4e158546553ff163fbff5610422819a.jpg)
予定調和すぎるのはイヤなので、バジルをわしわしとふり入れる。
乾燥バジルでジェノベーゼもどきを作った時ぐらい。
さらにローズマリー、オレガノ、ナツメグも少々加える。
黒コショウはがりがりと、多めに挽き入れる。
タマネギが透き通ってきたら、細切りにしたベーコン2枚を投入。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/62/d370f785a6f077693a5cc2ddcb2c5539.jpg)
弱火に落として、ベーコンとタマネギにしっかりと火を入れる。
理想はカリカリになるまで。
ボウルに卵1個を割り入れ、牛乳を少し足してしっかり撹拌する。
パスタはディチェコのスパゲッティーニ。
8分半でいい感じの歯ごたえ。
フライパンに放り込んで、パルメザンチーズをふる。
茹で汁を少し加えて水分を飛ばしたら、ボウルへと放り込む。
しっかりと混ぜ合わせれば完成。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/f3/a45b48ec10a6a83851bfbfd925437152.jpg)
これっぽっちも能動性のない食べ物。
もちろん多少の抵抗は試みた。
ただ、バジルもオレガノも卵ソースには白旗を降りまくり、
単なるカルボナーラに成り下がる。
だからといって、神が仕組んだ予定調和を認める訳がない。
ピクルスを入れればよかったんじゃない?
後から気付く、口直しのピクルスを齧りながら。