12月11日(月)、県議会ホールに行ったときに、県議会で使用中のパンフレット類を頂いてきました。今年の7月ごろに、県議会から、使用パンフレットの題字原稿を学生に書いてほしいという依頼があり、3年生の授業中に書いたものを提供したまま、完成品を拝見せずにいたのです。ちょうど良い機会だったので、ほとんどをいただいてきました。こちらは候補作品を何点かお送りしておいたので、どれが最終的に選ばれたのかを知りませんでした。同じ人の作品がいくつも選ばれてるケースもありました。
「議会のしおり」は星川遥香さん、「徳島県議会」は宇良樹希くん。二人とも篆隷の用筆法をうまく応用しています。地の色が特産の藍の美しい色なので、白文字がぴったりと合います。
「とくしまの魅力と実力」は星川遥香さん。
「議会の概要」の漢字4文字は岡林舞さん。王羲之風です。「の」だけは矢部育実さん。
「とくしま県議会」は後藤知美さん、「だより」は矢部育実さんです。
一つの作品を、複数の人の作品で組み合わせて、全体の構成をより良いものとして編集することもあります。作品をスキャナーで取り込んでからコンピューター内で、切って組み合わせました。一般の書道作品を作るときはこのようなことはしませんが、デザインの原稿として使用する場合は、より多くの人がそこに参加することで、違った意味が生まれます。
このような場面で、学生の書を使って頂くのは、たいへんありがたいことです。今後も、このようなデザインに、若者の書を活用することが増えていくと良いと思います。