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第10回四国大学書道文化学会・荻野丹雪氏講演会

2013年11月17日 | インポート

Ogino111月17日(日)、午後、四国大学交流プラザ5Fで、第10回の四国大学書道文化学会が行なわれました。今回の学会のメインは、大阪の墨象家、荻野丹雪(おぎのたんせつ)氏の講演です。サントリーウイスキー「響」や「膳」のラベルの書や、NHK大河ドラマ「新撰組!」、NHK朝ドラマ「あすか」の題字を書いた書家として有名な方です。

今回は本学の非常勤講師であり、京都の新進書家でもある上田普(うえたひろし)氏の紹介で実現した講演会です。写真の右側のマイクの前の方が荻野氏、左奥の方が上田氏です。上田氏は以前にもこのブログで紹介したことがあります。

今までされたロゴなどのお仕事を画像をたくさん交えながら、仕事の進め方や作品制作のコツなどを教えていただきました。

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日本のデザイン書道界の先駆けといってもよい先生ですが、たいへん気さくな方で、終了後に懇親会でいろいろとお話を伺っていて、高校生の時に、上田桑鳩の門下の方に書道を習っていたことを知り、桑鳩の間接的影響を受けていることがわかりました。これまで手掛けて実際に使われたデザインは1000を超えるとのことです。

後世、歴史に残るデザイナーの一人だと実感しました。

今日の学会では、この講演の他にも、鳴門東小学校の港先生の書写指導の発表、四国大学の亀石二三先生の中国浙江大学で行なった集中講義の報告・4年生の西川房子さんのブラジルでの書道交流の報告があって、いずれも興味深いもので、充実した学会となりました。


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