昨日は、薬膳Salonのお料理教室に行ってきました。
今回のテーマは「冬美人の薬膳」
冬は1年の中で最も気温が低く寒い季節。
寒さは、寒気や悪寒だけでなく、
頭痛、腰痛、生理痛などの痛みも引き起こします。
五臓では、腎に属します。
腎は、生命力の源
腎のエネルギーが充実していれば、生命力が強まり
冬の寒さにも適応出来ます。
薬膳では、
潤いを与えて、血を養ってくれる食材をとりましょう。
(百合根、白キクラゲ、ナツメ、くこの実、山芋、ホタテ、牡蠣、いか、あさり、はまぐりなど)
腎を補って、体を温める食材をとりましょう。
(ニラ、胡桃、羊肉、海老、生姜、にんにく、唐辛子、栗、よもぎなど)
気の流れを良くする食材をとりましょう。
(陳皮、柑橘類、らっきょう、シソなど)
ということで、今回のメニューは、
●なます
ユズは気の流れを整え、
甘酢は、潤いを閉じ込めてくれる作用があります。
●牡蠣の薬膳かぶら蒸し
牡蠣→血を養って、肌も潤してくれる女性には、とっても嬉しい食材。
ほてりやのぼせにも効果があると言われています。
かぶ→消化を促進して、胃腸を温めてくれます。
水分代謝も高めて、デトックス効果もあります。
おぼろ昆布に包まれた牡蠣がお宝の様
長芋入りのかぶらがトロッとして、ほっこり温まります
●ひじきと胡桃のショートパスタ
血を補って、乾燥肌を改善してくれる
ひじき、
腎を補って、老化防止にもなる
胡桃
甘栗やマイタケの食感も楽しく、ひじきが以外とパスタに合いますね~。
●薬膳ニラ肉まん
ニラ→消化器系を温め、五臓を整え、腎を補ってくれます。
血の巡りを良くして、古血を除いてくれる作用もあります。
ニラたっぷりのあんと、海老の粉末入りの皮が香ばしくて、ホカホカで美味しい
●イカと大根のべっ甲煮
イカ→血を補い、無月経にも良いとされています。
イカの旨味が大根にもしっかりしみて、色は本当にべっ甲のようですが、優しいお味。
●ホタテ貝と豚肉のチゲと、黒豆、黒米、黒ごま入りご飯
潤いを与え、腎を補ってくれる
ホタテ
気の流れを良くしてくれる
タマネギ
体を温めてくれる
唐辛子や
長ネギも入って、
ホタテの旨味が出て、程よい辛さで温まります
黒豆、黒米、黒ごま→黒い食材は、腎を補ってくれます。
煎った黒豆が香ばしくて、ご飯も進みます
●よもぎと黒豆のかるかん
山芋→“山薬”とも言われ、「気血水」全てを補って、腎も養ってくれる嬉しい食材。
よもぎ→体を温めて冷えを取り除き、腎を補ってくれます。
よもぎの風味たっぷり
山芋のもっちり感がほっこりなごみます。
かるかんて手作り出来るんですね~。
食材からだけでなく、
深い呼吸も、腎を養ってくれます。
ということで、ヨガや気功も効果的!
年末年始何かと忙しい時期だとは思いますが、
寒さから身を守って、深い呼吸も心がけて、楽しく冬を過ごしましょう
そして、女性に取って、腎を補うという事は、一生大切な事。
常に腎を補ってあげるよう、心がけましょう。