昨日は、薬膳Salonのお料理教室に行ってきました。
今回のテーマは「枯れない女の秋の薬膳」
秋は、
暑くて日の長い“
陽”の盛んだった季節から、
寒くて日の短い“
陰”の盛んな季節へ移り変わって行く時期。
空気も乾燥して来て、“肺”にダメージを受けやすい季節になってきます。
“肺”が潤いを失うと
喉の痛みや乾燥、咳や痰が出たり、肌や髪、唇が乾燥したり、便秘になります。
“肺”を潤すには、「潤肺」してくれる食材(白キクラゲ、梨、杏仁、くこの実)を取る事。
身体に潤いをあたえてくれる食材(銀杏、ゴマ、山芋、牡蠣、ほたてなど)
血を補ってくれる食材(ほうれん草、小松菜、いか、たこ、レバーなど)をとる事。
そして、身体も日々冷えすくなってくる季節。
適度に辛味温性の食材(葱、生姜、しそ、ニンニク、唐辛子など)を取れ入れて、
身体を温めてあげましょう。
初秋などまだ暑さを感じるとき、のぼせがある時は取り過ぎに注意
ということで、今回のメニューは、
●五味子茶と大根とカッテージチーズのオードブル
五味子は、肺を温めて潤いを与え、慢性の咳や、喉の乾きを癒してくれます。
少し酸味もありますが、飲みやすい。色もきれいですね~。
大根は、生の状態は消化酵素も豊富。
痰を出しやすくして、咳を鎮めてくれる作用もおります。
ごま、くこの実、カッテージチーズは肺に潤いを与えてくれます。
カッテージチーズは、低カロリー、高タンパクなのも有り難いですよね~。
万能ねぎやシソを加える事で、身体を冷やさないようにバランスを取っています。
さっぱりしているけど、くこの実やシソがアクセントになっていて、美味しい~。
●百合根まんじゅうの菊花あん添え
菊花あんが華やかで、見た目も奇麗ですね~
百合根は、肺を潤し、咳を止めてくれるだけでなく、
イライラや不眠を解消して、精神を安定してくれる作用もあります。
銀杏も咳止め効果があります。
菊花は、熱っぽい風邪の初期や、
目の充血、春の頭痛などに効果的です。
百合根のホクホク感、優しい味の菊花あんが
気持ちもほっこりさせてくれます
●白きくらげと海老団子のスープ
白きくらげは、肺を潤してから咳を鎮め、
唾液の分泌を促進し、口の乾きを抑えてくれます。
血を増やして、浄化してくれる作用もあります。
白きくらげのコリコリ感、
身体を温めてくれる海老団子はふんわり柔らかく、
三つ葉の風味が食欲をそそって、美味しい~。
●さんまの薬膳南蛮漬けと栄養ご飯
さんまは、胃腸の調子を整え、
気(生命エネルギー)を補ってくれます。 また血の巡りを良くしてくれます。
くこの実は、肺を潤し、咳を気血を補って生命力をアップさせてくれます、
お魚もタレにさっと浸しただけなので、味が濃すぎずさっぱり。
くこの実や、生姜、葱、みょうががアクセントになって、
野菜もサラダ感覚でたっぷり頂けちゃいます
さんまは塩焼きが定番ですが、こんな食べ方もいいですね~。
あんまり青魚が得意でない方も、これだと食べれちゃうかも。
秋の実り満載
栗、さつまいも、かぼちゃ。
そして、松の実、黒米、くこの実も入って、塩を少し入れているだけなのに、
色々な素材の味がして楽しい、栄養満点ごはん。
●杏仁のブランマンジェ
杏仁は、肺と腸を潤して、空咳を鎮め、
便が硬くなるタイプの便秘に効果があります。
杏のジャムもアクセントになって、美味しい。
こんなグラスに作ると見た目も美しいですね~。
自分ではこんなにおしゃれに作れませんが
是非挑戦してみようと思います。
皆様も、外からだけでなく、身体の内側から潤してくれる食材を積極的にとって、
乾燥知らずの、プルルン女子を目指しましょう
食だけでなく、深い呼吸をすることで、肺を養ってくれます。
ヨガなど、深い呼吸を意識して体を動かすようにして、
肺を元気一杯
な状態に保ってあげましょう