昨日は、薬膳Salonのお料理教室に行ってきました。
今回のテーマは「薬膳でカゼを引かない体作り」
初冬からが、一年のうちで風邪にかかる人が一番多くなる季節。
風邪かな…と思った時(まだ邪気が体表にある)の早期治療が大切
そうでないと、邪気が体内に侵入して長引いてしまいます。
こじらせないように、気血陰陽の不足を補って、肺を潤して元気に保って
しっかりしたバリアを作りましょう
冬の風邪は、大まかに2種類。
[1]冷たい風に当たって、ゾクゾク寒気がして、水っ鼻が出てくる(風寒感冒)
[2]熱っぽくて、喉が痛くなって来た…(風熱感冒)
タイプに寄って、対処法は全く異なります。
[1]→ねぎ、生姜、シソ、桂皮などで
発汗を促して、邪気を払います。
[2]→薄荷(ミント)、菊花、葛根、豆豉などで
発散させて、邪気を払います。
板藍根(ばんらんこん)飴も効果的だそうです
抗ウイルス・抗菌作用が強いので、インフルエンザ予防にも良いとされ、
喉の痛みや腫れを鎮静してくれます(漢方薬のお店で販売している)
ということで、今回のメニューは、
●蒸し野菜の柿ソース添え(左上)
血を補ってくれる人参、喉の痛みにも良い大根、気の巡りを良くしてくれるかぶ。
肺を潤してくれる
柿ソースが、色も奇麗で、優しい甘酢っぱさが美味しい。
●カボチャと安納イモのサラダ(右上)
気を補って、胃腸を元気にしてくれる、
カボチャ、サツマイモ。
マヨネーズではなく、サワークリームを加えてあるので、まろやか~。
ローストしたクルミの食感がアクセントに。
●薬膳味噌の包子(右下)
気の巡りを良くして、発汗を促してくれる
ネギ、シソをたっぷり巻き込んで。
体を温めてくれるスパイス(
生姜、ニンニク、フェンネル、八角)
たっぷりの薬膳味噌が美味しい~。
●鶏の薬味蒸し(左下)
気血を補い、精力を強めてくれる
鶏肉。疲労や病後、産後の虚弱を回復してくれます。
生姜、ネギ、豆豉も加わったタレが独特の風味が食欲をそそります。
豆豉→蒸した黒大豆に塩、麹、酵母を加えて発酵させたもの。
熱を冷まして発散させてくれるので、発熱、頭痛にも効果があります。
●里芋のグラタン
胃腸の働きを整え、気を補ってくれる
里芋。
牛乳や小麦粉、バターを使わず、マッシュした里芋を生クリームで伸ばしたソースが、
こっくりボリューム感がありながら、もたれず美味しい~
この中にも蒸し野菜たっぷり、イチョウやモミジに型抜きした人参が心憎いですね~
●薬膳粥
お米は、気を補って、胃をプロテクトして、口の乾きを癒してくれます。
炊いたご飯からではなく、お米から炊いたお粥の方が、この働きを損ないません。
干し貝柱やチキンスープの味の優しい味と、
ネギ、生姜、ミツバがアクセントになって、
飽きずに美味しく食べられます。
皆さんも、風邪を寄せ付けない体を作って、引いたかな~と思ったら、
早めに対処して、風邪を追いやりましょう
p.s.私事ながら、無事薬膳インストラクターに合格しました
カルチャースクール程度の知識なので、これから日々精進して、
皆様にもより良いアドバイスが出来るように頑張りま~す