昨日は「薬膳salon の料理教室・頭痛の薬膳」に行ってきました。
中医学的に、頭痛の原因を大きく分けると…
外からの刺激(風、寒さ、湿気、熱)
体内のバランスの崩れ
ミドルエイジ以降に発症しやすいのは、
体内のバランスの崩れによるものが多い。
私も若い時はほとんどなかったのですが、歳を重ねるに従って、
頻度が増しているような
ということで、
体内のバランスの崩れによる頭痛を更に分けると…
ストレスタイプ
頭痛+めまい、脇腹の張痛など、ストレスにより頭痛が悪化する。
肝の高ぶりを抑える食材→セロリ、セリ、春菊、菊花、貝類、枸杞など
菊花茶
ストレスをためないように、アロマを活用する
気の巡りをよくする食材→柑橘類、そば、大根、しそ、ジャスミン、玫瑰花など。
気血が両方足りないタイプ
頭痛+めまい、疲労、倦怠感。
疲れると頭痛が悪化する、比較的激しくない、生理中に悪化する。
気血を補う食材→穀物、豆、きのこ、ほうれん草、牡蠣、まぐろ、黒ごま、黒豆など
気血の働きが弱まっているという事は?
気血を作ってくれる源=胃腸が弱っているという事なので、胃腸に負担をかけないもの
→脂っこいもの、刺激物、アルコールを控え、消化の良い調理法で。
瘀血(おけつ)タイプ
固定痛で、痛みが強く、慢性的な場合も。
気血の巡りをよくする食材→黒きくらげ、黒豆、三つ葉、紅花、ターメリック、シナモンなど
身体を動かして
血の巡りを良くしてあげる事も必要
むくみタイプ
頭重+頭がぼんやり、体が重だるい、むくみ
食べ過ぎ、飲み過ぎ、刺激物、脂っこいものの摂り過ぎにより胃腸の働きが
↓
気の巡りが悪くなる。
むくみを取り除いてくれる食材→里芋、コンニャク、わかめ、へちま、竹の子、あさりなど。
気の巡りをよくしてくれる食材をとることもお薦め
腎が足りないタイプ
頭痛+足腰のだるさ、めまい、耳鳴り、不眠、目の乾燥(涙目)
高齢者や長患いの人に多く見られる。
腎を養ってくれる食材→牡蠣、ほたて、いか、はまぐり、山芋、枸杞、黒ごまなど。
ということで、今日のメニューは
●椎茸を載せた白菜と豚バラのミルフィーユ
むくみや便秘も解消すしてくれる
白菜、気血を補って胃腸の働きを助けてくれる
しいたけ、
気血を補ってくれる
豚肉
豚バラと野菜から出た優しいスープに、気の巡りを良くしてくれる
ゆずポン酢で、
シンプルに美味しい
●鮭といくらの玄米まぜご飯(写真下)
気を補って、食物繊維も豊富な
玄米、気血を補って、胃腸の働きを助けてくれる
鮭、
気の巡りをよくしてくれる
菊花、しそ、腎を補ってくれる
黒ごま
ご飯に味付けしていなくても、鮭やいくら、香味野菜などの風味でとっても美味しい
●薬膳五目煮(写真上)
むくみを解消してくれる
たけのこ、血を補って巡りを良くしてくれる
れんこん、
消化吸収を高め、血を補ってくれる
ピーナッツ、気血を補ってくれる
豚肉
血の巡りをよくしてくれる
黒糖や
黒酢、
気の巡りをよくしてくれる
五香粉などのスパイスも効いて、食感も楽しい
●鮭の胡麻焼き
気血を補って、胃腸の働きを助けてくれる
鮭、血を補ってくれる黒ごま
胡麻たっぷりで、香ばしくて食べ応えも
●里芋と大根のスープ
胃腸の働きを整え、血を奇麗にしてくれる
里芋、気血を補ってくれる
牛肉、
気の巡りを良くして胃腸の調子を整えてくれる
大根
牛肉からいいお出汁も出て、優しい味
私の場合は、気血が足りないタイプとむくみタイプもありかな〜という感じ
外からの刺激は避ける事はもちろん、普段から薬膳的にも対処して、頭痛にならないよう心がけて行きたいと思います
皆様にも的確なアドバイスを出来るよう、復習しておきま〜す
年末年始、何かと慌ただしい季節、お疲れもたまりやすい頃だと思いますが、
食事でも体内のバランスをとって、
トリートメントでもお疲れをとってくださいね
ご予約お待ちしております
HP引っ越しました
お手数おかけ致しますが、どうぞよろしくお願い致します
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