日曜日に、新小金井街道を北に向かって走り新青梅街道に出ようとしていたところ、とても渋滞していて、なかなか進まなかった。
そこで、途中から左折して、東京街道を西に進んだ。この道は、新青梅街道と並行して走っているからいいだろうと思って進んでいった。
ところが、途中で道が北と南方向の2つに分かれた。まっすぐ西へ進む道は車道ではなく、つきあたりは線路のようだった。
とっさに右方向に進んでいったところ、何やら古風な和風の店のようなものが、両側に建ち並んでいた。
最初は川越とか、そういう歴史の古い街並みなのかと思ったくらいだ。しかし、こんなところに宿場町があるとも聞いたことはないし、なんだろう?と思ったところ、石材屋さんのようだった。墓石屋さんである。
こんなところがあるのか、と思って進んでいくと、交差点のような広場のようなものがあって、松の木が立っていた。
一時停止と書いてあるので、左右を確認しつつ徐行して進んで行ったが、途中で左から車がゆっくり進んでくるので止まった。
すると、相手も止まって待っているので、進んでいった。
どうやらこの辺は墓地のようであった。そうだ、小平霊園なのであった。
新青梅街道を走っていると、ずっと直線が続く場所があり、その南側は小平霊園である。かなりの広さなのであろう。だから、そのあたりは南に抜ける道は無さそうだし、その周辺でも、曲がってみたところで行き止まりや、変な道に入ってしまったら怖いので、一度も横道に入ったことはなかった。
東京街道と新青梅街道との間に小平霊園があるということだ。
小平霊園は、東京都立の墓地なのだそうだ。
そのそばに何軒も並んでいる墓石屋さんには驚いたが、墓地を買い求めたり、お墓参りに来たついでに、墓石を見て注文できるので、便利だろうなと思った。
うちは、故郷の墓地に墓石を建てようかと思っていたのだが、街中にある石材屋さんが日曜休みなので、なかなか見に行くことができない。しかも場所は墓地とは関係のない遠い場所にあるので、行くのも大変である。それで、仏様が入っているのに石塔がないまま30年以上経ってしまった。
小平霊園のように、すぐそばにたくさんの石材屋さんがあれば、複数を比較検討することもできるし、実物を見て気に入ったものがあれば、すぐに注文できるだろう。
東京では、物事が進展し、経済も動くが、田舎では何も動かないまま年月が過ぎ去る。
あとで地図を確認すると、その松の木のある広場みたいな交差点のところに、小平霊園正門と書いてあった。墓地自体は見えなかった。
ウィキペディアで見たら、ここの墓地には、有名人も眠っているそうだ。記憶に残ったのは「伊藤整」だった。
小平霊園のところの交差点を超えて直進していくと、すぐに踏切があった。
そして、少し進むと、また踏切があった。
さらに進むと、またまた踏切があった。
踏切だらけである。はあ~~~
どうなってるのこのあたりの線路は。
西武線。一度渡ったのに、線路がカーブしていてまた渡るのか~~
地図で確認すると、1つ目の踏切は「西武新宿線」と「西武拝島線」の線路。
2つ目は、「西武多摩湖線」。(萩山駅そば)
3つ目は、「西武拝島線」
それから、やっと普通の道を進んでいった。
そして、出てきた場所は・・・
八坂
府中街道だった。すぐ近くに「八坂駅」があった。
府中街道に突き当たると左右に分かれるので、右に進み、やっと新青梅街道に出た。