私は学生時代に地方から東京に出てきて、品川区の東急池上線沿線に住んでいた。
それが、東京生活の第一歩だった。
なので、東海道線で品川まで来て、山の手線の渋谷新宿方面行きに乗り換えて、五反田で池上線に乗り換えるのである。
若いころは電車なんかには何の興味もなかったので、何も考えなかったのだが・・・
今日、鉄道you tuberのスーツさんが、五反田駅紹介の動画を挙げていたので、懐かしく見た。
それによると、東急五反田駅は高さがとても高く、地上4階の高さなのだそうだ。
それは、JR山手線の上にできているからであり、東急の計画では、最初は五反田でとどまらず、山手線の内側まで延長させたかったようである。でも、結局五反田が始発終点となっている。
そういえば、五反田は高い位置から電車が発車し、次第に下って行って、すぐに大崎広小路に着いたっけ、と思い出した。
起点だから、ホームの両側に電車が止まるので、ホームで待つことはほとんどなく、どちらかに停まっている電車にすぐに乗れたように思う。
今も緑色系の車体だが、当時はもっと濃い緑だったような気がする。
今みたいに、デジカメもスマホも無いので、一度も写真なんか撮ったことがない。
五反田と大崎広小路の間には、目黒川が流れているそうだ。
当時は、電車から外を眺めた記憶もなく、下を見下ろした記憶もなく、目黒川の上を渡っていたとは、スーツさんの動画を見て初めて知った。
当時は、目黒区の目蒲線沿線に友人が住んでいたので、そちらにもよく行き来したが、目黒川なんか知らなかった。最近になってから、目黒川の桜やサンマ祭なんかをテレビで見て、その存在を知るようになった。
・・・
ところで、スーツさんの動画では、五反田には駅と直結した商業ビルがあり、その4階が池上線の改札になっていて、珍しいと言うようなことを言っていた。
電車を降りてエレベータで地上に降りると、そこが東急の商業ビルの入り口なんだそうだ。
あれっ?今では当然のようにそうなっているのだけど、私のような昔の人間にしてみると、いやいや最初はそうじゃなかったぞ、最初からそんな設計では作られていなかったよ確か…、と思いだした。
その地上8階建ての商業ビルは、東急ストア?っていうか、あれは私が品川区に住んでいた4年間の間のいつだったかに完成したのだ。
それから、私は結構そこで洋服を買うようになった。
当時は細くて、ウエスト56cmのピンクの無地の夏のスカートを買ったんだよ。前に1つヒダがついていて、ウエストには細い布ベルトをリボンに結ぶようになっていた。
当時は、9号では太すぎるので、ミニサイズの売り場で5号や7号のを買ったのだった。
半そでの柔らかいブラウスも買った。白くて丸首の襟の縁に飾りがついていて、ボタンは小さめで丸かった。
紺に白い水玉の細かいヒダのスカートも買ったかな?
エメラルドグリーンに大きめの白の水玉の夏のワンピースも買ったな。
なにしろ、五反田というのは他にお店がなかったので、東急ができたからよく利用したんだと思う。
フロアは意外に狭く、ちょっと微妙だったような感じがする。
ネットで調べてみたら、東急五反田ビルっていうのかな?8階建てのビルができたのは1980年だったようだ。
その後色々変遷して、今は五反田東急スクエアとかいうものになっているらしい。
それから、JRの五反田アトレっていうのもできているみたい。
五反田などは、何かの用事で偶然立ち寄るような機会もなく、東京都の西部に引っ越してからの私は、山手線ではせいぜい渋谷までしか行かない。さらに行ったとしても恵比寿までかな。
あとは中央線で新宿から東京まで行ってしまうのだ。
でも、久々に五反田に行ってみたくなった。
五反田駅の位置が高すぎる!驚異の4階建て建築