ちょっと遅くなりましたが、我が家の手抜きおせち料理を紹介します。
買ってきたものを重箱に詰めただけで、手で作ったのは煮物だけです。
それで、昨日中に全部食べ終わりました。
とても小さい重箱ですけど、量はこの位でちょうどいいです。
毎年実家に帰っているので自分で用意することはほとんどないのですが、今年は自分の家で元旦を過ごしたので、作ることにしました。
夫がホテルに勤めていた頃は、3万円くらいするおせち料理を従業員割引で強制的に買わされていたものでした。キャビアとかローストビーフとか車えびとか様々なものが入っているんですが、田舎の母には不評で、おせちもって行くから作らなくていいと言っているのに、母は母で昔ながらの里芋や蓮根の煮物を煮ていました。
そして、自分が作ったもののほうがおいしいといいつつ食べるわけです。
ホテルのおせちなんて高い割にはそれほどおいしくないというのです。
まったく、黙って喜んで食べてもらいたいです。
母はおせち料理なんて作るのも食べるのも好きじゃないといいながら、毎年作ります。
若い頃からおせちは嫌いだったのですが、父が好きなのでしかたなく作っていたようです。
でも、結局、父が亡くなってからもずっと作っているのです。
母の場合、1種類ずつ別々に煮るので大変です。
私は全部一緒に煮ます。要するに「炒り鳥or筑前煮」というものです。
母の煮物は素材の味が生きています。サトイモや黒豆は特においしいです。
私は里芋の皮をむくと手が痒くて耐えられなくなってしまうので、いつも冷凍のむいた里芋を使うのですが、年末には売り切れてしまって無かったので里芋は煮ませんでした。
里芋はやはり冷凍より生のものがおいしいです。
今年実家の母は一人で正月を過ごしているので、本当におせちを作らなかったそうです。
とんかつを食べたとか言っていました。