10月6日木曜日の讀賣新聞夕刊に「3D映像目の影響 視線とピントずれ疲労」という記事があった。
概略
3Dのテレビや映画は、立体感や奥行きのある映像を楽むことができる。
人が物を見て奥行きを感じるのは、左右の目によってそれぞれに違った角度から見た映像を、脳で1つに重ね、奥行きのある空間として認知するからである。
3D映像は、2つのカメラで左右それぞれの角度から撮影された映像を使う。特殊なメガネをかけると、右側から撮った映像が右目に、左側から撮った映像が左目に交互に見える仕組みになっていて、脳が立体映像として認知する。
最近は、メガネをかけなくても3D映像を楽しめるテレビがあるが、パネルにかまぼこ形の特殊なレンズを並べて、左右の目で、違った角度から見た映像が見える仕組みになっている。
実際のものを見る場合は、目は見ようとするものに視線とピントが合う。しかし、3Dの場合は、ピントは画面に合ったままで、手前や奥に見える映像に視線を合わせることになる。このズレが目の疲労などを引き起こす。
3D映像を視聴した後に、ものが2重に見えたり、激しい頭痛がしたり、乗り物酔いの状態になったりなど、身体の不調を訴える事例があった。
多くの人は特に悪影響はないが、両目の視力の差が大きい人や、目の向きがずれている人などは疲労しやすい。両目の視力の差が多い場合、左右の見え方に差が生じるので、脳が立体映像として認知しづらい。目の向きがずれている人は、視線を合わせるときに、目の筋肉を余計に使ってしまうので疲れる。疲労が強いと、きちんと視線が合わなくなりものが2重に見えたりしてしまう。
日ごろから目が疲れやすい人が注意したほうがいい。3Dを見ていて違和感があったらすぐに見るのを中止する。画面には近づきすぎず、画面の高さの3倍の距離を保つのが望ましい。
子どもは、ものを立体視したり、眼の位置を正常に保つ機能が発達段階にあるので、特に注意が必要である。ピントと視線が別々になることにより、目の発達に異常をきたす可能性がないとは言えない。実際、3Dを見た子が斜視になった例も報告されている。ほとんどの子供には影響がないがまれに影響があるので、6歳くらいまでの時期はなるべく3D映像の視聴は控えた方がよい。
感想
この記事によって、3D映像がどんなしくみになっているのか、なんとなくわかった。思ったよりも複雑なからくりになっているようで、少し驚いた。個人的には、普通の平面映像で充分であり、これ以上の立体感などは必要ないと思っていたが、目に負担をかけるとなれば、よけいに要らないなと思う。我が家のテレビも3Dを見る事のできるもので、特殊なメガネがおまけについてきたようだが、まだ1度も使ったことはない。狭い部屋に大きな画面で、画面の高さの3倍の距離など到底取れない。
私自身は老眼になってから乱視が進み、物が2重に見えてしまうのだが、老化によって目を動かす筋肉が衰えたか、疲労のせいで視線が合わないのかと思う。
3Dは特に小さな子供にはよくないようなので、幼児のいる知人などには注意するよう教えてあげたい。
概略
3Dのテレビや映画は、立体感や奥行きのある映像を楽むことができる。
人が物を見て奥行きを感じるのは、左右の目によってそれぞれに違った角度から見た映像を、脳で1つに重ね、奥行きのある空間として認知するからである。
3D映像は、2つのカメラで左右それぞれの角度から撮影された映像を使う。特殊なメガネをかけると、右側から撮った映像が右目に、左側から撮った映像が左目に交互に見える仕組みになっていて、脳が立体映像として認知する。
最近は、メガネをかけなくても3D映像を楽しめるテレビがあるが、パネルにかまぼこ形の特殊なレンズを並べて、左右の目で、違った角度から見た映像が見える仕組みになっている。
実際のものを見る場合は、目は見ようとするものに視線とピントが合う。しかし、3Dの場合は、ピントは画面に合ったままで、手前や奥に見える映像に視線を合わせることになる。このズレが目の疲労などを引き起こす。
3D映像を視聴した後に、ものが2重に見えたり、激しい頭痛がしたり、乗り物酔いの状態になったりなど、身体の不調を訴える事例があった。
多くの人は特に悪影響はないが、両目の視力の差が大きい人や、目の向きがずれている人などは疲労しやすい。両目の視力の差が多い場合、左右の見え方に差が生じるので、脳が立体映像として認知しづらい。目の向きがずれている人は、視線を合わせるときに、目の筋肉を余計に使ってしまうので疲れる。疲労が強いと、きちんと視線が合わなくなりものが2重に見えたりしてしまう。
日ごろから目が疲れやすい人が注意したほうがいい。3Dを見ていて違和感があったらすぐに見るのを中止する。画面には近づきすぎず、画面の高さの3倍の距離を保つのが望ましい。
子どもは、ものを立体視したり、眼の位置を正常に保つ機能が発達段階にあるので、特に注意が必要である。ピントと視線が別々になることにより、目の発達に異常をきたす可能性がないとは言えない。実際、3Dを見た子が斜視になった例も報告されている。ほとんどの子供には影響がないがまれに影響があるので、6歳くらいまでの時期はなるべく3D映像の視聴は控えた方がよい。
感想
この記事によって、3D映像がどんなしくみになっているのか、なんとなくわかった。思ったよりも複雑なからくりになっているようで、少し驚いた。個人的には、普通の平面映像で充分であり、これ以上の立体感などは必要ないと思っていたが、目に負担をかけるとなれば、よけいに要らないなと思う。我が家のテレビも3Dを見る事のできるもので、特殊なメガネがおまけについてきたようだが、まだ1度も使ったことはない。狭い部屋に大きな画面で、画面の高さの3倍の距離など到底取れない。
私自身は老眼になってから乱視が進み、物が2重に見えてしまうのだが、老化によって目を動かす筋肉が衰えたか、疲労のせいで視線が合わないのかと思う。
3Dは特に小さな子供にはよくないようなので、幼児のいる知人などには注意するよう教えてあげたい。