三菱はもともと電気自動車には積極的な会社という印象ですが、アイミーブやミニキャブミーブなど、小型の電気自動車という印象がありました。
しかし、今年は打って変わって結構大きな車が展示されていました。
SUVでは世界初のプラグインハイブリッド車だそうです。
SUVとは、Sport Utillity Vehicle (スポーツ ユーティリティ ビークル)=スポーツ用多目的車 のことであり、スポーツとは人間の娯楽的な活動を示すようです。
(実はSUVという言葉をここの展示パネルで初めて知りました。)
で、どちらかというと街中をちまちま走る車ではなく、四輪駆動などで郊外をワイルドに走る感じの車のようです。
↓内部断面 上の写真の車を裏側からみたところ。
今改めて気付いたのですが、この展示はかなり驚きです。外から見ると丸ごとの車のように見えますが、内側から見ると裏はこんなになっているってすごいですね。なぜゆえに台の上に載っているかといえば、目線で真横から見ると裏側が見えないように工夫されていたようです。
ここの展示でも、ほとんど説明も読まずに写真だけ撮って退散してしまいましたので、自宅で、ネット検索などして調べてみました。
アウトランダーは、もともとガソリン車であったものを、この度、プラグインハイブリッド車として開発したもので、12月26日発売。すでに、予約も入っているそうです。
プラグインハイブリッドといっても、プリウスのPHVと少し違ってPHEVというものであり、エンジンで発電した電池を蓄電池に蓄え、その電気で走るそうです。
走行状態は3パターンあり、
EV走行 バッテリーに蓄えられた電気だけでモーターで走る。
シリーズ走行 エンジンを発電専用に使う。エンジンで発電し、その電気を使って走行。
パラレス走行 エンジンの駆動力を主体に走行。モーターがアシストする。
エンジンの効率がよくなり、高速走行に適す。
車で発電できるので、家電など他のものへの給電機能もあるようです。
搭載されているリチウム電池は12kwh。日産ノートの場合24kwhで、それに比べると半分ですが、トヨタプリウスは4.4kwhなので、プリウスの2.7倍もの電池が搭載されています。
このクルマには、クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金が適用されるので、それで50万円くらい補助が出ると、300万円程度で買える見込みのようです。
この補助金が平成25年2月までなので、販売を急いでいるようです。
三菱自動車では、車体の展示のほかに、植物からできた材料をシート等の部品に使っている紹介なども展示されていました。
昨年の三菱自動車のエコプロダクツ展示についてのブログ記事
三菱自動車ミニキャブ・ミーブ