山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

レモン車

2014-06-23 23:58:33 | 車・運転・道路・駐車場2014
「レモン車」という言葉は、放送大学の経済学入門の教科書で知りました。私は、これだけが印象に残ったのですが、この部分は提出課題にも出題されていたわけでもなく、単なる一例で、個人的にピンポイントで関心を持った部分ということです。自分勝手に本を読んでいると、自分の興味のある部分しか覚えないもんですね。

経済学では、「レモン市場」という言葉があるようです。これは、売り手がその商品のことを知っているが、買い手は知らないという場合のことで、そのような市場では、不良品を買わされるリスクが高いので、高価な額で商品を買おうとする人がいなくなります。もし本当に良い品物があったとしても、買い手にとっては信用できないものなので、高くは売れなくなってしまうそうです。そうなると、安い値段で良いものを売るのは損なので、良い商品自体が出回らなくなってしまいます。

「レモン」とは、ついさっきまで果物のレモンだと思っていたのですが、ちょっと調べ直してみたところ、アメリカでは「よくない」という意味だそうで、そもそも果物のレモンの話ではなく、もともと中古車の市場のことを言っているらしいです。

「レモン車」とは、売り手がその車の欠陥を知っているにもかかわらず、それを知らせずに、さも良いクルマのように偽って高く売りつける場合、その性能の悪いクルマのことを「レモン車」というようです。
そして、そういう質の悪い車ばかりが売られる市場を「レモン市場」と言うようです。

ところで、「日本にはレモン車がない」というのが、すぐれたところです。日本には車検制度があり、そのきちんとした、厳しい検査を通っているクルマは、信用ができます。
また、中古車買い取り業者では、車の査定をするプロの人がよく調べてから買い取るので、一定の評価基準に則って値段が定められます。だから、欠陥のあるクルマを高く売りつけられるということが、滅多にないのでしょう。

一方、最近は、ネットオークション等で中古車を買う人もいるようですが、これはどうなんだろうなあと思いました。売主だけが知っている欠陥があるかもしれませんから、レモン車である可能性もあるのではないでしょうか?また、売主さえも気づいていない欠陥があるかもしれません。車検が切れそうなクルマなんか危ないでしょう。

業者が間に入ると手数料などがかかるため、持ち主から直接買ったほうが安いという考えがあるかもしれませんが、多少高くとも信用の置ける業者から買ったほうがよいのではないかなと思いました。
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