10月の初めに、片道1時間以上電車に乗ることがあった。家を出る時に、車内で読むための本を忘れてしまったことに気づき、途中の本屋さんであわてて買った1冊だ。
もう電車の時間がせまっているので、飛び込んだ書店の入口に平置きされている中から、どれでもいいやという感じでみつけた。大きさは新書版である。急いでレジに持って行ったら、1188円も請求されて驚いた。高い。
著者はジム・ドノファン。この本は、2000年と2003年に出版された2つの著書の部分を厳選して合わせたものだそうだ。
目標を決めて今すぐ事を起こそう。
まあ、一言でいえば、そういうことであろう。
おたおたしていると、人生は何もしないで終わってしまう。自分のしたいことは何か。自分は何になりたいのか。目標を達成するためにはどうする?
いつやるの?今でしょ。ということである。一刻の猶予もないはずだ。
本気になればできる。本気にならなくてならない。
読みやすいし、「そうだ、行動に移さねばならない」と思った。
その覚悟を決めることを迫られているのだ。
この本を読み終えたときに、即刻実行に移さなければいけないのだ。
そう思ったら、なぜか終わりのほうで、読む速度が落ちてしまった。
それこそ、買った当日にも読み終えそうな勢いだったのに、怖気づいたか。
そんなわけで、10月も下旬に入った昨夜、やっと最後まで読んだ。
すると、すでに最初のほうに書かれていたことは忘れてしまった。
ただ、とにかく、ぼーっとしていたら、何もしないで終わるってことだ。
いつかやろうと思っていたら、絶対にやらないまま終わってしまうのだ。
でも、そんなに頑張る覚悟が出ないというのが事実だが、この本を読んで、お尻に火がついているのも事実だ。
何か1つでも達成させなくちゃいけないなあと思う。
漠然と焦っている。何もしないまま人生を終わりたくない。
近日中に、目標を立てよう。やりたいことを書きだしてはっきりさせよう。
とにかく、何か目標をたてて、それに向かって実行しよう。
この本を読んでそう思った。