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山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

11 トヨタ(エコプロダクツ2014)

2015-01-08 23:12:46 | 産業・技術
≪燃料電池車 MIRAI≫



1月5日に、トヨタは、燃料電池に関する約5680件の特許をすべて無償で提供すると発表したそうです。
これはすごいニュースですね。
エコプロダクツの見学記録の途中ですが、急遽、順番を変えて、先に「トヨタ」を書かないわけにはいかない気分となりました。

トヨタの今年の展示は、なんといっても燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」です。
3年前は、ハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)。2年前はPHVとEV。昨年はPHVの非接触充電システムだったかと思います。
ハイブリッドのプリウスができたときもすごい話題でしたが、今やハイブリッドなんかはありふれた普通の車となっていますね。(とはいえ、世間に走る車たちは、現実には旧来のガソリン車が主流ですけど・・・。)



燃料電池自動車は、水素を原料とし、酸素と反応させて電気を作り、水のみを排出するので、排気ガスを全く出さないエコカーとして、以前から未来のクルマとして考えられてはいたものの、現実的な実用化は難しいだろうと言われていました。なんといってもその値段が、1000万円以上になってしまうと聞いていました。

しかし、こんなにも早く発売されるとは、驚きです。しかも、さすがはトヨタですね。
そして、特許を無償提供するというのも、あっぱれです。

燃料電池に関する技術を、トヨタが独占していると、世界に燃料電池車が普及しないので、特許を解放したそうです。水素ステーションなども、多くの車が必要としなければ増えないからとのことです。

でも、特許が無償提供されたところで、他社がどんどん燃料電池車を生産できるわけでもないらしいです。燃料電池車の生産には、かなりの資金が必要だそうです。(ホンダは独自に作っています。)

トヨタは、本来1000万円以上で売らないと採算が合わないFCV車を、足が出るのを承知で723万6000円で発売、政府の補助金で520万円くらいになるそうです。

水素燃料は3分程度で充填でき、600km走れるそうです。値段はどのくらいなんだろうか?1km当たり10円程度で、満タンで6500円程度という情報もありますが。

昨年末の時点で、官公庁や企業から既に200台くらい注文を受けているそうです。
トヨタは、今年中に700台くらい生産する予定らしい。

しかし、実際、どのくらい普及するものでしょうね?



エコプロダクツ、トヨタのブースでは、毎年のようにクルマ好きの男性が群がっていました。
特に、デモンストレーションなどがあるのかないのか、これまでに一度もそういう場に遭遇したことはなく、
個々に質問をして情報を得る感じです。車に詳しい人じゃないと変な質問はできないというか、既に取りつくしまもない雰囲気です。

私の個人的な印象では、トヨタはとっつきやすいとは言えず、ただ黙って見るだけ見て帰るのが常です。

世界の英雄的トヨタですが、残念ながら、ただのおばさんに対しては、あまり親しみやすくはないのです。

エコプロダクツ「トヨタ」の記事
2011年 アクアとプリウス
2012年 PHVとEV
2013年 非接触充電システム
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