リモートワークをやっていると、回線が時々切れたり、自宅プリンターが認識されていなくて印刷ができない場合などが時々起こる。
その原因は、インターネット回線の速度が遅いからだそうだ。
うちは集合住宅のケーブルテレビ回線を使っているので、あまりよくない。
そもそも映像を見るためのものなので、下りは320mbだが、上りは10mbしかないそうだ。
今どきは、上りも下りも1ギガが普通だそうだ。
だが、今のプロバイダだと、1戸建てなら1ギガの契約ができるが、集合住宅は現状以上は無理なのだそうだ。
そこで、インターネット回線を携帯電話の会社の光ケーブルに変えることにした。そうすると1ギガになるそうである。
ところで、プロバイダを変えると何かと面倒なのである。
まず、今契約しているところを解約するのに解約手数料がかなりかかる。
それから、新規に契約する方にも、工事費などが発生する。
解約手数料がかからない契約の切れ目の時期に乗り換えるのが良いが、解約手数料がかかった場合は、新規の会社のほうで、それを負担してくれるそうでもある。ただ、それも書類を提出したりなど色々と面倒なようである。
さらに、これまでのプロバイダのメールアドレス使っていた場合、それらを全部変更しなくてはならない。メールアドレスは色々なものの連絡先やアカウントなどに使っているため、これらを全部変更するのは大変なことだ。
なんだかめんどくさくていやになってきた。
それから、驚いたのは、インターネット回線を契約する場合、65歳以上の人のみでは契約ができず、64歳以下の家族の身分証明書を提示する必要があるのだそうだ。
これは、たまたま私が夫と同行していて、夫婦で身分証明書を提示したので、そういう必要性があったとは知らなかったのだが、夫が65歳を過ぎているので、夫単独だったら契約ができなかったのか?と驚いた次第である。
未成年と65歳以上は、その本人だけでは契約できないそうで、いわば1人前でないと認識されているらしいのだ。そういえば、65歳過ぎると入園料や入館料なども半額になる施設などもあり、年金生活になると半人前扱いなのかと思う。金額が安くなるのは嬉しいだろうが、複雑な気分であろう。
そして、このようにインターネットさえ個人で契約できなくなるなんて、64歳以下の身内が居ない人はどうなるのであろうか?私も数年後には65歳になるが、そうなったら老夫婦だけでは契約などができなくなってしまうかもしれない。
私は64歳以下だけど、どうしたって夫のほうがしっかりしているし、こっちはインターネットなんかチンプンカンプンだし、お金を払うのも夫ではないか。
65歳以上になると、認知症扱いみたいな感じ。なんか変だと思う。
だが、どうやらインターネット回線の勧誘などが激化しており、わけもわからず契約させられてしまう年寄りなどが多くなって、被害届けなどが出されるケースが増えてきたため、そういうふうになったらしい。
確かに、電気屋さんや携帯ショップなどに行くと、どこの回線を使っているか、得な方に変更しろとか、しつこく勧誘してくるのである。それも、年寄りになったら、何も言ってこなくなるってことかもしれない。
また、65歳すぎたら、保護猫や保護犬なども引き取ることができないし、長期のローンなども設定することはできなくなるのだろう。
一人前に扱われなくなったり、人生の先行きが短い可能性が高いと判断されたりして、寂しい限りである。
インターネット回線の申し込みはしたのだが、工事が立て込んでいるのか、日程は来月となった。
とりあえず、リモートワークはできているので、こんな面倒な思いまでして変更しなくてもよかったかなあなんて思うのだが、本当にこれもみんなコロナの影響なのである。