高齢者は新型コロナに感染した場合、重症化する危険性が高いため、ワクチンを接種することが望ましい。
夫は69歳であり、接客の仕事もしているため、ワクチンの予約を取ってある。
とったのは接種券が送られてきてすぐのことだが、それでも7月になってから日程が決まった。
1回目は自治体(都内某区)が設定した近隣の接種会場で、その後一般のクリニックでも接種が始められたため、2回目はかかりつけのクリニックで予約を済ませたそうだ。したがって来月に1・2回の接種を済ませる予定である。
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一方、静岡県の実家母(89歳)は、5月ころ、市の特設会場での受付が始まったときには、そんな遠くまで行けないといって申し込む気がなかった。
その後、比較的近い場所のクリニックでの受付が始まったが、その予約も近所の人の話によれば、朝から行列になってやっと予約できて帰宅するころには、すでに夕方になっており、まだ昼ご飯も食べていないとのことだったそうだ。
そんなにまでして予約を取りにいく根性は母にはないし、予防接種後の副反応も怖い。近所の友人たちも特にワクチンの話題が出ない人も多かった。母は一人暮らしなので、もし予防注射をするならば、接種後数日は私が帰省して様子を見ることにしようと思ったものの、母本人が受けたくないというので、そのままにしていた。
つい最近になり、母の話によれば、今までワクチンのことを話題にさえしなかった人々が、けっこう接種を受けているのだと言う。本人たちは特に受けたいとも思わなかったが、近所に住む子ども世代がスマホなどでどんどん申し込んでお膳立てをし、車に乗せて接種をしてくるというパターンが多く、高齢者は子ども世代の成すがままに従った結果、多くの人がワクチンを打っているのだそうである。
そうなると母も取り残されたような気になり、これからでも申し込もうかと思ったりするが、副反応のことも怖いので決断はつかないようだ。
私も、母が新型コロナに感染したりしたら大変だと思うが、連日市内では感染者もほとんど出ていないし、母が人の多いところにでかけるわけでもないので、感染リスクは少ないのかと思う。ワクチンの副反応で体調を崩したりしたら、それのほうが怖い。ただでさえ怠いだとか眠いだとか手がしびれるなどと言っている。
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ところで、東京都と静岡県に関してであるが、着々と接種をする人が増えてはいるものの、これらの地域は、まだ高齢者の接種を7月中に完了させる目途は経っていないように思える。
このまえテレビの報道番組で、7月中に99%の自治体が65歳以上の希望者のワクチン接種を完了させる見込みだと言っていた。私の住んでいる地域でも母の地域でも7月には終わりそうもないから、それは嘘ではないかと思った。
ところが、本日もまた都道府県別ワクチン接種率ランキングなんていうのをやっている番組があった。
こんなことで、競争させることに何の意味があるのか?
そうしたら、なんと、静岡県43位、東京都44位とか書いてあるではないか。
ワーストいくつかにこれが入っているわけだったから、やっぱり予定が遅れている1%の自治体に入っていたみたいだ。
とはいえ、私はワーストでもなんでも良いのであり、なるべく急ぎたくないのである。
ワクチンについての判断は、難しく、母についても今後申し込むかもしれないし、考えているところである。(感染は怖いが、ワクチンの副反応が強い。ワクチンは半年くらいしか効果がない。変異種にも効かないかもしれないとのこと。)