今日は、何か月ぶりかで図書館に行ってきた。
単位認定試験が終わらないかぎり、放送大学の勉強をしなければならず、自分が読みたい本などを読んでいる暇はないので、しばらく借りないことにしていたのだ。
でも、やっと解放され自由の身になったので、本でも借りに行くことにした。
放送大学生じゃなかったら、もっと好き放題に読書をしていた人間になっていたかもしれない。
この20年間は、放送大学が原因で、ろくに小説も読めなかった・・・などと放送大学のせいにしている。
その代わりに、得られた知識も多かったわけで、過去を否定するわけではないが、そんなことを思う。
実際には、放送大学の勉強はサボり放題サボっているので、その間に読書なんかいくらでもできるのだが、本を用意してしまったらいけないと思って禁断の読書にしていたのだった。
とはいえ、私は元々読書好きではないのかもしれない。
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前置きと横道が長すぎた。本題に戻ろう。
それで、今日は図書館に行ったのだが、何を借りようかと思って、結局つい最近興味を持った「スティーブ・ジョブズ」に関する本を探して3冊借りて来た。
どのようなおいたちの人で、どのような経緯でアップル社を作ったのか知りたくなったからだ。
今日行った図書館は普段行きつけにしている小さな図書館とは違う大きい図書館である。
だから図書もいっぱいあるだろうと思ったのだが、検索機で蔵書を検索してみると、区内の全図書館の蔵書が出てきて、読みたいと思う本は別の図書館にあることが多いのだった。
挙句の果てに、結局はいつも行きつけにしていた小さな図書館にある場合もあり、いったい何のために大きな図書館に来たのかわからないなと思った。
この図書館にある蔵書だけを知りたいのだが、そういう条件をつけて検索することはできず、これはと思う図書を選択して、詳細画面を出し、それがどの図書館にあるのか確認するしかないのだ。
この方式では、特定された目的の本を何としても手にしたい人の場合は、リクエストを出して他の図書館から取り寄せてもらったり、急ぐならそちらの図書館に取りに行けばよいのだが、特にそういうわけではなく、たまたま今いる図書館の中で適度な本を手にしたい場合は、面倒な方法である。
いちいち詳細画面から探す方法で、ようやく今いる図書館にある図書を見つけ出し、表示された分類番号をたよりに書棚を探した。
私は図書館司書の資格を、はるか大昔に取ったことがあるが、実は100%忘れてしまって何番が何の分野なのかもわからず、しかも行き慣れない図書館の書棚がどのように並んでいるのかも不明で、その案内表示さえもどこにあるのかみつけられず、書棚の間をウロウロと歩き回るのだった。
ジョブズのことが載っている本は、007の情報、335の企業・経営、549の電子工学などあちらこちらに分散していた。
その内容を吟味することもほとんどせず適当に借りて来た。
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東京は、新型コロナオミクロン株の蔓延で、昨日9600人台、本日12000人台という感染爆発を起こしている。
だから、あまり人のいる建物の中には滞在しないほうが良いのだが、この図書館がまた、かなりの混みようなのだった。
座れる座席は全部満席で、書棚の間の通路も、どこにも人が立っているので、そこを通り過ぎるのに、避けて別の書棚の列を通ろうとするが、別の列にも人がいるので、さらに他の列の通路を探して通るなどした。
借りようとした本のある場所にも人が立ちふさがっているから、少し待って人がどいてから本を探したりなどしていた。
図書館て、こんなに人が多いところだったかなあ。
冬だから多いのか、コロナだから多いのか不明だ。
図書館はみんな黙っているので、感染リスクは低いとは思うが、しばらくは、人の集まる室内には極力近づかないほうが良いだろう。
そんなわけで、そそくさと本を借りて帰宅したが、1冊のページを1枚めくって前書きを読み始めたところで、読書意欲が失せてなかなか先へ進まない。
なぜか、本の世界に入り込むところで、入れずに立ち止ってしまった。
明日から読み始めよう。