先日、何度も運転している道路なのに曲がりそこなってしまったところがあった。
それは吉祥寺の成蹊通りで、五日市街道から井の頭通りに出るのに、2つくらい交差点を越えてから左折するのだが、なぜか今回は左折しそこなったらしく、なぜか正面に電車が走っていたので、驚いた。
つまり、曲らずにまっすぐ進んでしまい、線路と交差するところまできてしまったのだ。
その道が、そこで線路と交差すること自体、初めて知った。
いったいなんで曲がらなかったのだろうか?
その時は、井の頭通りの吉祥寺駅の西側の広いところにちょっと停止して、人に物を渡す予定だったのだが、線路を越えてずっと南に進んで行ってしまった。知らない道に曲がるのも怖いので、そこからしばらく走って連雀通りまでいき、井の頭公園の方まで行ってしまって大回りに戻ってきたので、20分くらい相手を待たせてしまったのだった。
それで、結局一旦元の五日市街道に戻ってやり直しをして待ち合わせ場所まで到着したのだが、なぜ曲がるべきところで曲がり損ねたのか記憶をたどった。
そうだ、その道を走っていた時、ある交差点の横断歩道のところに小学校1年生くらいの女の子が、道路を渡ろうとして待っていたのだが、その子が歩道から1mくらい車道のほうに出っ張って信号が変わるのを待っていたのである。
車の信号が青で、人間が赤だったわけだが、女の子がずいぶんと車道のほうに出っ張って立っているので、まさかそのまま進んで来ないよね、とヒヤヒヤしながら進んだのを覚えている。
それがその、左折するべき交差点だったか、あるいはその次の交差点が左折するはずの交差点だったか、わからないのだが、どっちにしても、そのことに気を取られて曲がりそこなったということなのである。
今地図で確認してみると、2つの交差点(大正通りと中道通り)があり、中道通りは左折禁止である。そして3つ目が井の頭通りだということがわかった。
ふだんは、そのように数えなくてもわかるのだが・・・
いつもとわずかでも違う出来事があると、それに影響されてとんでもないことが起こるものだなとつくづく思う。
変わった出来事に注意を向けることは必要なことでもあるだろうけど、本来のことがおろそかになってしまうということは、人間の性分なのか、私個人の欠点なのか不明である。