バスツアーで忍野八海に行きました。休日晴天のオーバーツーリズム&東名高速事故渋滞により、大幅に見学時間短縮となってしまいました。
元々、どのくらいの時間が設定されていたのか不明ですが、バス下車からバス出発予定まで57分でした。
忍野八海の地図はこのような感じになっており、本来は地図のさらに下方向に「出口池」というのがありますが、そちらは遠いので最初から除外となっております。
バスは右下のほうの忍野タクシーというところの駐車場に停めてありますので、そこから6分ほど歩きます。
さて、どの順に見ようかということで、まずは自然にこちらに到着しました。
たぶん「涌池」だと思いますが・・・。
とてもきれいな池です。でも、人も多いし、とにかく先に遠いところに行っておかないと後で時間が無くなってしまうと思い、地図の上のほうに進みます。徒歩2分。
逆さ富士が写るととてもきれいだ、という「鏡池」ですが、予想外に水が汚い。
「えっ、これが鏡池?」と言う感じ。
逆光でまぶしく、富士山の姿は写りません。水が少ないのできれいじゃないのだそうで、条件がそろうときれいに写るらしい。
とにかく忍野八海からの富士山は、午後2時頃で太陽がまぶしくて大変でした。
夫は何かやたらに時間をかけて写真を撮っているのですが、もう早く行こうよとイライラしてきます。
鏡池から徒歩2分の「菖蒲池」。これもまた「これ?」と言う感じ。ガイドさんのお話によると、池は大したことがないが、古民家があって雰囲気が良いとか。ちょっと離れたところに古民家がありますが、あっちまで行く時間は無いし、新しい住宅もすぐ近くにあって、ちょっと期待外れでした。
でも、見なければ見ないでどんなに素晴らしい池だっただろうと後悔しますのでとりあえず目的達成。
早く戻ろう~
徒歩5分くらいで中心地に到着。きれいな池の周りにとにかくたくさんの人々。噂通り中国や東南アジア系の観光客がいっぱいでした。
水はとてもきれいで、水草がいっぱいで、魚もいっぱい泳いでいます。
売店もたくさんあり、焼いている魚の臭いがちょっと強烈で気持ち悪かったです。
夫が冷たい水が飲みたいと言い、富士山の湧き水でも飲めると思ったらしいのですが、売店と人混みだけでそのようなものは見当たらなかったので、なまぬるいペットボトルのお茶で我慢しろと言って外に戻りました。
ここに水深8mと言う表示があり、そういえば出かける前に読んだ資料では、透明度がすごくて水深8mまで透き通って見えるんだったなと思い出し、この橋を渡って見に行こうと思ったのですが、この橋は渡れなくなっており、向こう側に行くのはものすごい人混みと行列であきらめました。
実は、ついさっき、このブログを書こうと思ったとき、何が何の池なのかわからなくなってしまい、忍野八海に電話をして聞いてみたのですが、この水深8mという「中池」は忍野八海の1つではないそうです。中池は人工池とのことでびっくりしました。
地図では忍野八海は水色の池の形になっているのですが、そうでないものは黒丸(●)になっていることがわかりました。
次に、こちらが「濁池」。一杯の水を断り濁ったと言われているそうですが、濁っていません。
ここから川になって水が流れ出ています。
ということで、川に沿って歩いて行きました。どの池も、川も魚がたくさん泳いでいます。
水清ければ魚棲まず、と言いますが、こんなにきれいな水でも水草も水中に茂っていますし、養分があって生物が生息しやすいのですね。
川沿いを数分あるいて「お釜池」に到着。
小さいけれど、中央が深く窪んでいて、水量は意外にあるそうです。
きれいな小川、のどかな風景です。それから涌池付近に戻りました。
バス集合時刻まであと15分くらいしかありません。
あとは私有地にあるという有料部分の池を見て帰ろう、ということで見学時間は10分くらいしかとれませんが、300円×2人分のチケットを買って入場。
目の前に大きな普通の池がありました。急いで順路を進みます。
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水車小屋があります。
滝がありました。
それから、榛の木林民俗資料館というのがあったのですが、全く見る時間がないので入り口から反対側に通り抜け、そのまま戻ってきました。
出口のところで「底抜池」と言う表示が目に入りました。
何これ?と言っていると、他の観光客の人が、資料館の裏にあると教えてくれたのです。
何ですって?そんなところにあったの?もう時間がないから無理~~~。。。
そうして、最後に出入り口の上にある屋上の見晴台から富士山と池側を撮影。
相変わらず富士山は逆光でダメです。まぶしい。
(ちなみにこの池は忍野八海ではなく「鯉の池」っていう人工池だそうです。)
反対側は、忍野八海の中央部(中池・涌池・濁池付近)で一番にぎわっているところ。
さあ、バス乗り場まで急げ~~~。
その途中でトイレにも。
団子や草餅なども売っていたようですが、全く見る時間もありませんでした。
シンデレラのように定刻にバスに飛び乗りました!
・・・
で、さっきブログを書くために調べてみて初めてわかったことですが、榛の木民俗資料館の有料区域内にある「底抜池」を見逃したことに加え、「銚子池」というのも見てこなかったことに気づきました。
これは上の地図で民俗資料館の同じ緑の区域内にあるように見えるのですが、そうではなくて、お釜池に向かう途中の左側にあったようです。全然気づきませんでした。
結局、忍野八海は5つの池を見てきたということです。
なんか、忍野八海の8個の池と、そうではない池が混在し、何がなんだかわからん、というのが印象です。(一番メインになっている大きくて深くて美しい池は、忍野八海ではなく人工の「中池」のようです。)
ですので、やはり行く前の調査が必要であり、もっとゆっくりじっくり見学できれば何が何だか分かったのではないかと思うのです。
てなことで、反省。。。
最初聞いたときは、なんか鄙びた響きの地名で、そんなところに、仕事で行くんだと、ちょっと違和感がありました
ファナックという有名な企業というのか、ロボット製作所というのか、その本拠地が忍野村です
なんか、ずっとどうしてそこに?と疑問だったけど、疑問のままにしてました
今、検索してみたら、稲葉清右衛門について書かれているものに、答えがありました
工場には温度と湿度が重要で、さらに景色が良いのが一番だという。
富士山の麓というロケーションは、社員が研究開発や製造に打ち込むには格好の環境で、こういう場所でないと10年後の商品は生まれないと稲葉は断言する。
なるほど、そういうことだったんですね
今回のブログで、観光地としての忍野も知ることができて、よかったです
それに農業でも工業でも、きれいな水と空気を必要とする産業が多いようですね。
今回は忍野八海だけしか見なかったのですが、逆に村全体の様子も知りたいなと思いました。
その時は途中のパーキングエリアも駐車場の空きを探すのも大変なぐらいで、すごく後悔しました。
でも富士山がきれいで良かったです。
午後になってもきれいな富士山だったんですね。
バス旅行も予定通りに行くものではないんですね。参考になりました。
自分で運転して行ってみたいなとも思うのですが、私にはちょっと無理そうです。もう少し若かったら、と思います。
そうそう、駐車場も満杯だし、サービスエリアもいっぱいで、大型車のところに普通の乗用車が停まっていたりして添乗員さんがブーブー言ってました。
団体バス旅行もなかなか大変です。ここまで時間がずれたのは初めてですが、これからはオーバーツーリズムでこんな状況が多いのかなと思います。
ただただ富士山がきれいだったというのが救いで、行って良かったと思いました。