うちの母親は本当に節約姿勢が激しくて、私は実家に帰るたびにストレスを感じてしまう。
先日も、小葱(万能ねぎ)を料理に使うために細かい輪切りにしたんだけど、以前、母が「根っこを植えればまた芽が出てきて食べられる」というので、根元の白いところをちょっと長めに残して、根っこのほうを捨てずに取っておいた。
以前、根っこを1・5cmくらい切り落として捨てたら、「もう少し長く残せば芽がでるんだ」とのことだったから、今回は根から2.5cmくらい残し、これなら今回は怒られないだろうと思った。
ところが、今回は、そのネギは「根っこの生え方が少ないので、植えてもあんまり出てこないから、そういうのは植えずに根元ぎりぎりまで食べる」のだそうである。
根は出ていたので植えるんだろうと思ってしまったのだが、根の茂り方までは見なかったのだ。
そうしたら、私が切った根の方を母がもう一度取り出して、根っこギリギリ(たぶん5mmくらい?)のところまで輪切りにして、それを食べるほうに入れてるではないか。そこまでする?って感じ。
・・・
だいたいにして、干からび大根の切り口まで料理に使ってしまうという姿勢は、実家母と姉が同じ性質なのである。「大根は干して食べるものだから全然問題ない」そうだ。私は干からびた部分は切り落として捨てるタイプ。
母と姉は、節約のできる人間が価値のある人間だと思っているので、私に対する評価は低い。
その姉が、柚子白菜を食べたあと、漬け汁を残しておいて、そこに今度はキュウリを入れて漬けておいて食べるそうである。あの漬け汁はおいしいそうだ。
私も柚子白菜は好きなのだが、あれはもともとそんなに長い賞味期間ではなく、買ってから3日くらいしか持たないことが多い。ちょっとすぎるとなんか酸っぱいような風味になってくるので、私は白菜を正味期限までに食べ終わったら、さっさと残りの漬け汁を捨てるのである。
ところが、母と姉は、白菜の賞味期限がそれであって、漬け汁の賞味期限はまるでアタマにないようなのである。
で、姉は必ず白菜を食べ終えたあと、キュウリを漬けるのだそうだ。母もこれまではそんなことをしていた。
ところが今回は珍しく、母が「〇〇(姉)みたいにキュウリを漬けたりなんかしない」と言い出した。
なぜならば、最近はキュウリが高くて「なんで70円以上もするキュウリを漬けるの?あんな高いキュウリはもう買わない」というではないか。
はっ?確かに以前は50円くらいで買えたものが、現在は79円くらいして、消費税を入れると80円以上になる。でも、100円もしないんだよ。
「70円なんかそんなに高いもんじゃないでしょ。お金に困っているわけじゃないんだから、買えばいいじゃ」と私。
すると母は「高いからじゃなくて、私は年寄りでもうキュウリなんかいっぱい食べないからいらないんだよ」というではないか。
最近は、こうやって言うことがコロコロと変わっていくのだ。
「だったら、最初から『年取って、キュウリなんか食べきれなくなったから漬けない』って言えばいいのに・・・。『高いから買わない』って言ったよね」
「高いからじゃない、食べられないんだよ」と母が言い直すが・・・
これは絶対キュウリが70円より安かったら、賞味期限の切れた漬け汁にキュウリを入れてた食べる人間なのである。
それにしても、相当変な年寄りなんだけど、昭和一桁生まれの庶民の感覚はこんなもん。
70円のキュウリは高くて買えない。
ちなみに私は、キュウリ嫌いなので自分は食べないけど、夫のために、たまにキュウリを買ってる。
79円+消費税=85円なんか大したことないと思うけどね。
万能ねぎの根っこは捨てないで……で、私が知りたいのは、母上は根っこを再生して実際に食べておられるのでしょうか?
わが妻もよく最初に根っこの部分を切って除けてありましたが、再生の場面は一度も見たことありません(笑) ここ10年くらいは彼女も賢くなったようで、素直に捨てています✌️
100円未満ならきゅうりは高くないですか……
私はきゅうり大好きでしたが、50円を超えたら微妙かな←ということは、きゅうりはそんなに好きじゃなかったのかも⁉️
私も以前、根がボウボウ生えているのをやってみたのですが、葉が出てはきましたがショボくて食べるほどのものではありませんでした。それ以上に増えることもありません。あれは捨てるのが普通ですね。
母も根が少ないのは出ないというのを経験したようで、全部を残さず食べる方向に転換したようです。
キュウリは確かに高くなりましたが、米5kgが1000円も上がったことに比べれば仕方がないのかなと思います。さすがに1本90円もしたら高いですが、最近スーパーでは79円+税に定着しているようです。