1月の上旬に、イギリスでは新型コロナ発生数がピークを過ぎたということで、まだまだ感染者が多い状態のうちに蔓延防止措置のようなものが解除されたと聞いた。
もう増えないという予測のもとで、ジョンソン首相が早い決断をしたのだそうだ。
そして、今日ユーチューブを見ていたら、その予測は正しかったらしく、28日の動画で、イギリスは感染者が“激減”とのことである。
いったいどこまで激減したんだ?日本は爆発的に感染しているのに・・・と思った。
そこでその動画を見てみると、驚いたことに激減した最近の1日の感染者発生数が、7万~10万人というではないか。
日本の約半分の人口のイギリスで、激減後の状態が7~10万だと。
日本はイギリスの約2倍の人口で、今最高に増えていて8万人なんですが・・・。
日本人が、減ったイギリスがうらやましいなどと思うのは、本当におかしな話である。
イギリスでは1月4日頃の最高発生感染者が21万人だったそうだ。
人工呼吸器をつけている重症者が、以前は900人くらいいたのが、今は500人くらいに減っているとのこと。
イギリスでは、今でもそんなにいるのか~。
日本の重症者は、29日の数値では767人で、これは人工呼吸器をつけているとは限らない。人工呼吸器をつけている人は55人とのことである。
そうすると、日本はイギリスに比べて全然深刻ではないはずだ。
今後まだ増えるともいえるが、それでもイギリスほどの割合にはなりそうもない。
イギリスで感染者が減ってきた原因は、ブースター接種を迅速にしたことと、感染によって自然免疫ができたことだと考えられているそうだ。ブースター接種は18歳以上の人に60%以上実施され、2回目からの間隔は3か月まで狭めたと言うから驚く。
しかし、ブースター接種が感染者を減らした確実な理由かどうかはわからない。
また、イギリスでは人工呼吸器をつけている人が一定量いることから、相変わらずデルタ株もあるのかもしれない。そもそも新型コロナは東洋人より西洋の人が感染者数も重症化数も多い。
アジアでは、日本が参考にしたりお手本にする国はない。中国は共産主義で特殊だし、韓国もお手本になるようなものではない。他にこれといった国が見当たらない。
だから、新型コロナでは先を行く欧米を参考にしていくしかないのだが、それは社会生活をどうやってまっとうに回していくかということを学ぶべきなのだろう。
イギリスも、感染者や濃厚接触者の隔離期間を大幅に減らすことによって社会活動を回したことで、ウィズコロナを実現しているそうだ。