最近、出生率(合計特殊出生率=1人の女性が生涯のうちに産む子どもの数の平均)がさらに下がったという日本の危機的状態がニュースになっています。
東京では、1を下回ったとか。日本全国でも1.2くらい。(2以上ないと現状の人口が維持できません。)
そのために、政府はさらに子育て支援策を強化しようなんて言っていますが、そもそも結婚しない人が多いし、たとえ結婚したとしても子供を産み育てようとは思わない人も多く、たとえその気があっても晩婚・高齢出産ですから、産んでも1人か、タイムリミットで産めないままになってしまうケースが多いと思います。
そもそも生まれないのですから、生まれた子供に対してどんなに支援を強化しても、あまり意味がないと思います。
子どもが大きくなって大学の学費が払えないから産むのをやめようなんて、そんな遠い将来のことを予測して産まないことにするなんていう人はあまりいないんじゃないでしょうか。
若いころから、機会あれば自分にふさわしい人と出会い、楽しい家庭を築いて行くのも悪くないと漠然と考えつつも、仕事に追われたりして日々をすごすうちに、いつのまにかもう出産子育てをする年代を過ぎてしまっていた、という人が多いような気がします。
私の職場には、ステキな女性がたくさんいて、本当に遺伝子を残さないともったいないような人ばかりなのですが、子供がいない人が多いです。
独身の人もいるし、結婚はしていても子供がいない人も多いです。一方、産休・育休を取って子育てをしている人もいるにはいます。
私が子育てを一段落して、パートタイマーとして入社したのが40代で、今や60代ですが、そのころ20代だった人が、今は40代になってしまっているのです。
今でも若くてきれいで仕事バリバリなのですが、40代と聞くと驚きます。
まだ30代半ばくらいかと思っていたら40代後半だと言う人たちもいます。時の経つのは早いものです。
女性が仕事をしていると、やはりなかなか出産はできないのではないかなと思います。
私の勤める会社は、出産子育て体制はしっかりしているほうで、産休育休取得や仕事復帰後の時短勤務などもできます。在宅勤務・リモートワークもできるので、途中外出なども融通がききます。
それでもやはり、自分の担当の仕事を責任をもってやり遂げようと思って働いていると、出産を考えるタイミングも無いのかもしれません。
特に子供がほしいという強い気持ちもないから、と言うことでもあるにはあるでしょう。
昔は、結婚するのがあたりまえ、子供を生むのが当たり前という常識みたいな考え方があり、周囲の人が、結婚はまだか、子供はまだかとヤイヤイ心配して、結婚相手を探してお見合いさせたりなど、おせっかいをしたわけです。
しかし、今は、そういうことはしてはいけない風潮になっており、早く結婚したほうがいいよとか、子供を早く産んだほうがいいよとか、言ってはいけないと言うのが常識になってしまいました。
そんなこともあり、結婚する人も子供を生む人も増えないままなのだと思います。
本当にそんなこと言う人居るんですかねぇ。
結婚は?なんて事は言ってはいけないご時世はいえ、
沈香も焚かず屁もひらずな当たり障りのない会話ばかりで良いのか、と。
それで目が覚めることもあるんじゃないか、と
(^^;;;;;;;;;;;
そんなこんなで仕事が一段落したら子供をなんてのは不合理の極み。
勤め始めてから数年は女性の残業が制限されてたけど、
それがベターだったんじゃないか、と。
それに加え、年長者が自分の人生経験などを踏まえて、早く身を固めろとか、早く産んだ方が楽だとかアドバイスをしたらいけないなんて、いったいどういう社会なんでしょう。その結果がこれですよね。