この頃、ショックなことが多いのです。
先週実家に帰ったのは、お寺の檀家の護持会費を3月中に支払わなくてはならないということがありました。
これをいつもは、春のお彼岸に御菜料と一緒に持参していたのですが、あまりギリギリになってもどうかと思い、ゆうちょで口座から口座に送金してしまおうと思ったのです。
お寺は、実家と私の家と2軒が別々に檀家になっているため、それぞれに支払うことになるのですが、母は郵便局のATMの使い方がわからないので、私が実家近くの郵便局に母と一緒に行って、ATMでそれぞれの個人口座から郵便局のお寺の口座に振替ようとしたのでした。
郵便局はお寺より近いので、時間もかかりません。
でも、母は昔ながらの方法で、現金をお寺に持って行く方法を変えたくはないようでした。
それを説得して、実行したわけですが、これがなかなか大変かつ「損」だったのです。
・・・
まず、私の通帳をATMに差し込み、お寺の口座番号を入力し、金額を入力し、送金しそうになったのですが、うっかり名前を変更しないで進んでしまいました。下の名前が私ではなく夫の名前にしないといけないじゃないですか。そこで一旦取り消すと、また最初から入力しなければならず、時間を取ってしまいました。
すると脇で見ていた母が、「後ろにもう3人も並んでいるよ。迷惑だから早くしないとダメだ」と大騒ぎしはじめ、「本当に遅くてすみませんねえ~、こんなもん使うの初めてなものなのでわけがわからないのよ。こんなに時間がかかっちゃって、だから私はこんなところから送金しないで、手でもっていった方がいいと思ったんだけどねえ。ああやだやだ、私はもうこんなもんやらないことにするわ。本当に待たせちゃってすみませんねえ」などと言い出したのである。
そんな状況では、私も「あ、すみません、もうすぐ終わりますので」などと言ってあわてて自分の分だけを終え、母の分は3人の後にもう一度並び直すことにしました。
そうして順番を待っているときに通帳を見ると、手数料が100円取られていることに気づきました。
あれっ?口座から口座の送金って手数料がかからなかったんじゃなかったっけ?
でも100円も取られてるよ~~ (ちなみに護持会費は7000円です。)
それを母に言うと、母はまたさらに送金をする気を無くし、「だから、直接お寺に持っていったほうがいいのよ。」といい「私は送金するのをやめるわ。こんなわけのわからない機械を使うなら、歩いて持ってったほうが簡単だよ」と大騒ぎ。
ゲゲ、母の護持会費をお寺に持って行くって、それまた私も行かなきゃならないってことです。
「お寺まで行ってきたら時間がかかるじゃないの」というと、「そんなにかからないよ、15分もあれば行ける」等といいます。私の足だったら片道15分でも、母の足だと30分はかかるし、お墓参りしたり、途中で一休みしたりして往復していたら2時間くらいはかかってしまうのです。
「15分なんかで行けないでしょ」といい、手数料100円は不本意でしたが、母のも母の通帳からATMで送金しました。
あとで手数料について気になったのでゆうちょ銀行に電話で聞いてみると、2020年から有料になったのだそうです。
最近は振込用紙で送金したことがあり、それは手数料がかからなかったのですが、それは相手が送料を負担しているものだったからのようでした。
今無料なのはゆうちょダイレクトとかいうインターネットを使ってのものに限るようで、ちょっとの間に色々と変わったのですね。
それにしても、結局のところ、母の言うとおりに彼岸に手で持っていったほうが安上がりということでした。
これまでコロナ禍で彼岸にお墓参りができないことなどもあり、私が帰省できないこともあるので、護持会費などは早く支払っておいた方が良いと思ったのですが、ATMでは2軒分それぞれに手数料を払うのも本当にバカらしいです。
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