私は今、45歳ですが、老眼鏡を使い始めたのは、42歳くらいで、とても早いほうだと思います。もともと目は近眼ではなく、どちらかというと遠視の部類だったので、老眼になりやすいようです。
困ったことは、生まれつき遺伝的に目がよかったばかりに、それまで「メガネ」というものを一度も手にしたことがなかったのです。家族にメガネをかけているものもいないために、メガネというのはどういうものなのか、どうやって買うものなのかもわかりませんでした。そして、どのように使うものなのかもわかりませんでした。
それで、最初に眼鏡屋さんに行って、一番安い2000円ので、0.5とかいう度の弱いのを買いました。1~2種類しかなかったので、顔に似合うとか似合わないとか選ぶ余地もなく、すごく変でした。
べつのところで、ちょっと違うデザインの1000円くらいのものを買ったりしましたが、ずれ落ちてきたりして、それもよくありませんでした。
最初は、日本語学校で学生の書いた漢字テストの細かい部分が見えなくなり、そういうときだけ使っていましたが、そのうち教科書の文字も読みにくくなってきてしまいました。授業中教科書を読んだりしながら、学生のほうを見ると、遠くはピントが合いません。見栄えもわるいし、それで、いよいよまともな遠近両用メガネがほしくなってきました。
私は日本語学校で非常勤講師をしてきましたが、その間同時に、不動産会社やスーパーなどでも働いています。不動産会社では、よく役所などに行って、各部署をまわり、書類を見たりしますが、移動するたびに老眼鏡をつけたりはずしたりするのは大変です。やはり遠近両用が必要になってきます。
私の老眼鏡は、店の人が選べという中から選んだのが、「紫式部」とかいう名前のフレームで、ちょっときれいなデザインが施されています。しかし、それが返っておばあさんっぽいです。汚れ防止やくもり防止、色など入れるとどんどん値段が高くなって5万数千円してしまいました。
スーパーのレジでレシートが見えなかったときに、「ちゃんとメガネを用意しておいてください!」と若い先輩から言われました。そのときにはもうその老眼鏡は買ってはありました。しかし、品出しが主な仕事である私は、遠近両用めがねをかけたまま段ボール箱などを運んだりして動き回るとくらくらしてしまうし、本当に小さい文字を見るとき以外は不自由はないので、ついついメガネを忘れてしまいます。
しかし、賞味期限などを確認するときにもあったほうが便利であるため、ポケットの中に入れて仕事をするようになりました。
最初のうちは、ほんとうに老眼鏡をうまく利用する方法が身につかず、大変でした。そして、自分の目がどのくらい見えないものかということも、自分自身で把握できていないのです。見えるはずのものが見えなくなり、できると思うことがだんだんできなくなっていきます。今では、新聞のテレビ版も全然見えなくなってしまいました。
今の仕事では、ほとんど机の上で、書類とパソコンしか見ないので、中近両用メガネを買いました。遠近を使っていたら、あごを上向きにして見る変な癖がついてしまい、それが苦痛になったからです。コピー機まで歩くぐらいは、多少、度が入っていても大丈夫です。予算がなかったので、安くて最もシンプルなものを買い、2万円しませんでしたが、こっちのほうがかけたときに年寄りくさくないようです。
いつもの決まった日常生活では老眼鏡の使い方にも慣れましたが、やはり突発的なことに出くわすと、もたもたしてしまいます。
保護者会に行ったとき、出欠をとるために廊下に生徒の名簿が置いてあり、その中から自分の子どもの名前をみつけ、そこに○をつけるなどということがありました。裸眼で探そうとした後、あきらめてバックからメガネを探し出し、かけてから見つけて○をつける、などということをしているために、すごい時間がかかってしまいます。情けないです。
老眼がすごい速さで進むのは、長年、目を酷使しているからかもしれません。パソコンを見るのもよくないようです。しかし、どうしようもないです。今では度が1.5になっています。
もう、老眼鏡のお世話にならなければ、仕事もできず、生活もしていけません。
困ったことは、生まれつき遺伝的に目がよかったばかりに、それまで「メガネ」というものを一度も手にしたことがなかったのです。家族にメガネをかけているものもいないために、メガネというのはどういうものなのか、どうやって買うものなのかもわかりませんでした。そして、どのように使うものなのかもわかりませんでした。
それで、最初に眼鏡屋さんに行って、一番安い2000円ので、0.5とかいう度の弱いのを買いました。1~2種類しかなかったので、顔に似合うとか似合わないとか選ぶ余地もなく、すごく変でした。
べつのところで、ちょっと違うデザインの1000円くらいのものを買ったりしましたが、ずれ落ちてきたりして、それもよくありませんでした。
最初は、日本語学校で学生の書いた漢字テストの細かい部分が見えなくなり、そういうときだけ使っていましたが、そのうち教科書の文字も読みにくくなってきてしまいました。授業中教科書を読んだりしながら、学生のほうを見ると、遠くはピントが合いません。見栄えもわるいし、それで、いよいよまともな遠近両用メガネがほしくなってきました。
私は日本語学校で非常勤講師をしてきましたが、その間同時に、不動産会社やスーパーなどでも働いています。不動産会社では、よく役所などに行って、各部署をまわり、書類を見たりしますが、移動するたびに老眼鏡をつけたりはずしたりするのは大変です。やはり遠近両用が必要になってきます。
私の老眼鏡は、店の人が選べという中から選んだのが、「紫式部」とかいう名前のフレームで、ちょっときれいなデザインが施されています。しかし、それが返っておばあさんっぽいです。汚れ防止やくもり防止、色など入れるとどんどん値段が高くなって5万数千円してしまいました。
スーパーのレジでレシートが見えなかったときに、「ちゃんとメガネを用意しておいてください!」と若い先輩から言われました。そのときにはもうその老眼鏡は買ってはありました。しかし、品出しが主な仕事である私は、遠近両用めがねをかけたまま段ボール箱などを運んだりして動き回るとくらくらしてしまうし、本当に小さい文字を見るとき以外は不自由はないので、ついついメガネを忘れてしまいます。
しかし、賞味期限などを確認するときにもあったほうが便利であるため、ポケットの中に入れて仕事をするようになりました。
最初のうちは、ほんとうに老眼鏡をうまく利用する方法が身につかず、大変でした。そして、自分の目がどのくらい見えないものかということも、自分自身で把握できていないのです。見えるはずのものが見えなくなり、できると思うことがだんだんできなくなっていきます。今では、新聞のテレビ版も全然見えなくなってしまいました。
今の仕事では、ほとんど机の上で、書類とパソコンしか見ないので、中近両用メガネを買いました。遠近を使っていたら、あごを上向きにして見る変な癖がついてしまい、それが苦痛になったからです。コピー機まで歩くぐらいは、多少、度が入っていても大丈夫です。予算がなかったので、安くて最もシンプルなものを買い、2万円しませんでしたが、こっちのほうがかけたときに年寄りくさくないようです。
いつもの決まった日常生活では老眼鏡の使い方にも慣れましたが、やはり突発的なことに出くわすと、もたもたしてしまいます。
保護者会に行ったとき、出欠をとるために廊下に生徒の名簿が置いてあり、その中から自分の子どもの名前をみつけ、そこに○をつけるなどということがありました。裸眼で探そうとした後、あきらめてバックからメガネを探し出し、かけてから見つけて○をつける、などということをしているために、すごい時間がかかってしまいます。情けないです。
老眼がすごい速さで進むのは、長年、目を酷使しているからかもしれません。パソコンを見るのもよくないようです。しかし、どうしようもないです。今では度が1.5になっています。
もう、老眼鏡のお世話にならなければ、仕事もできず、生活もしていけません。