今回の旅行では、全食事つきでした。
今日は中国料理について、レポートいたします~♪
1日目夜食 <福建料理>
福建料理の特徴としては、薄口醤油よりも透明度の高い白醤油を使うこと、新鮮な海の幸をふんだんに使用すること、中華の多くが素材を油通しするのと違い、代わりに湯通しすることなどが上げられ、中国料理のなかでも淡白な味で、日本人の舌に合っているといわれています。
同じ南方系の料理として、広東料理と少し似ていると言えますが、広東料理が洗練された味を誇るなら、福建料理は素朴な味わいを多く残しています。辛くなく、あっさりとし、香料もあまり効いていません。名物料理として「仏跳墻」や豊富に採れる茶葉を利用した料理などが有名です。
代表料理:仏跳墻、酔糟鶏、酸辣爛魚
お店を入ってすぐのところに、いけすやその日獲れたお魚が並び、プライスがつけられていました。
円卓は日本人が発明し、中国の風習になったそうです。
なぜ日本では受け入れられなかったのか、それは慣習や食文化が合わなかったのでしょう、きっと。
同じツアーの参加者同士とはいえ、円卓に並べられた料理に皆が戸惑った様子
大皿を大勢で食べることって、普段なかなかそういう機会ってないと思います。
だから初日はとくに、料理をどのくらいとればいいのかなどなど気を遣いました。
中国では自分の箸で取り分けるのか、料理に取り箸がついてきませんでした。
箸だのレンゲだの新しい取り皿だの、サービスのお茶を下さいとか、その都度頼まないと何もしてくれません。
参加者のなかに独学で中国語を話せる方が一人いたので、頼みごとや交渉事をみな引き受けてくださって、こちらはすごく楽でした。(感謝です!)
福建料理はスープ類が特におすすめよ、とガイドさんが言ったとおりでした。
大皿のスープは旅行中のスープの中で、一番でした。
この日一番のお気に入りは、写真右(ぼけています)
日本でいう土瓶蒸しみたいにしていただく料理で、お茶の茶葉のスープのなかにウコッケイの肉が入っていて、これが感激のおいしさでした。
またタコとでんぷんを合わせて練りこんで麺風に仕立てた珍しい炒めものも、印象的でした。
2日目昼食 <浙江料理>
浙江料理は、上海料理に含まれるとする説もあります。杭州、寧波、紹興、温州などの地方料理を代表として発達してきました。淡白で香りが強く、歯ざわりのよさが特徴です。浙江は魚や蝦類の産地で、有名な観光名勝地であるため、有名料理も多く、造りも精緻で変化にも富んでいます。
代表料理:西湖酢魚、東坡肉
土楼の入口にあるレストランで昼食でした。
全然期待していなかったのですが、なかなか良かったです。
アモイの地元の料理ばかりですよ、とガイドさん。
考えてみると、来る途中たくさんの池が点在していて、アヒルが飼われていました。
土楼の畑には、空心菜がありました。そして竹林も。
なるほど…料理はというと、アヒルのから揚げ、空心菜の炒め、たけのこの炒め…
味があっさりしている上に、なんだかお野菜がとても美味しくて、歯ざわりがシャキシャキするんですよ。
海老の素揚げに添えられているのが、茶葉の素揚げです。
キクラゲの炒めも、スープも美味しかった!
炒めやから揚げばかりなのに、不思議とあっさりと頂けました。
私たちの場所に回ってくるはずの東坡肉は、きれいに食べられていました
すごく美味しそうだったから残念。
2日目夜食 <広東料理>
中国の南部地方、広東省を中心として発達している料理です。広東料理は昔から食在広州(食は広州にあり)といわれるほど、食材が豊富で、イセエビ、アワビなどの高級海鮮の調理も有名ですが、ゲテモノを食べる特徴は目立っています。「飛んでいるものは飛行機以外何でも食べる、四本足のものはテーブル以外何でも食べる」といわれます。蛇と猫で作った龍虎闘料理は有名です。調理方法も数多くありますが、味付けはさっぱりとしています。歴史が比較的浅いため、いろいろな料理の長所を取り入れた料理が数多く、また、広東料理は世界各地へ渡った広東人の華僑により、世界各国に広められ、外国にある中華料理店のほとんどが広東料理といえます。日本の中華料理店の中でも1番多いのは広東料理となっています。 海産物を中心にフカヒレ、ツバメの巣など材料はバラエティに富み、澄んだ色と香りに重点を置き、色の配合も巧みで、味付けも材料の風味を最大限に生かし薄くさっぱりしています。煮物、炒め物と並んで、炭や炉で焼く料理が多いのも特色です。また、有名な飲茶も広東料理の一種で、たいていの店では朝、昼食時にやっています。
代表料理:子豚のあぶり焼き(栲乳猪)、酢豚(古老肉)、牛肉のオイスターソース炒め(牡蠣油牛肉)
一日の観光でたくさん汗をかき、みんなでビールを頼むことにしました。
アモイでは青島ビールが主流で、中瓶の青島はアルコールが3度とちょっと、小瓶になると4度ちょっとと少し高めです。
「青島は飽きたし、地元のビールを飲もうじゃないか」との提案に、全員賛成!
「冷えてますよ~」と言われて一同安心する(冷えてないほうが普通なのだ)
かんぱ~いまではよかったけれど、日本のビールとは違い、あのキレや苦味や香りなどとはほど遠く、まるでジュースを飲んでいるような味わいでした。
今回の旅行では、ビール中瓶ならどこのレストランでも一律30元というのが暗黙の了解でした。
ちなみに、地元のスーパーでは、同じビールが4元程で買えます。
さて広東料理のごちそうが並びましたが、ちょっと脂っぽく感じました。
小牡蠣のから揚げやアヒルの炙り焼き、魚のから揚げなんかが出ましたが特に心が弾むような感動はなかったです。
胃がもたれてきたので、スープを何度もおかわりしました。
3日目昼食 <四川料理>
四川料理
四川省の非常に特殊な風土を背景にして成立してきたもので、成都や重慶を中心に、長江の上流「天府の国」といわれる豊かな四川盆地の料理を指します。冬場の四川省では霧が立ちこめて、太陽が顔を出すことは殆どなく、この気候風土を背景として麻辣の味といわれる四川独特の味付けがなされました。 麻は痺れるような山椒の味、辣は唐辛子の辛い味という意味からきています。盆地で湿度が高いため、食欲を増進させるために辛い料理が発達したといわれています。また、この地方の周りには海がないので、乾燥食品もかなり多いのが特徴です。また、ほかの中華にはみられない麻(マー)・辣(ラー)・香(シャン)・酸(スワン)・甜(テイエン)・鹹(シェン)・苦(クウ)の独特の7つの味があるのも特徴です。「食は広州にあり、味は四川こある」とも称されます。
代表料理:麻婆豆腐、えびのチリソース(干焼蝦仁)、鰻の醤油煮込み
四川料理のお店の雰囲気がいまいちなので、出された熱いウーロン茶で、食器をたらいに洗い流して使いました。
何度も中国を旅している方が中にいらっしゃって、現地の方もしているからいいのよ~、と言っていたので皆で実行。
油が多いうえに辛みもあって、苦手な方が多かったです。
四川料理に代表されるマーボー豆腐ですが、やはり本場の味でした。
豚か牛か何かの内臓の辛炒めが、ここでの私の一番のお気に入りでした。
どろ~んと柔らかくて、チャーハンにとてもよく合いました。
3日目夜食 <海鮮料理>
「最後なので、一番高いレストランです」とガイドさん。
アモイの結婚式で使われるお店として知られている、地元の有名店です。
せっかくなので、紹興酒8年をオーダーします。
ボトルは持ち帰ると頼むと渡してくれます。
左が初日の紹興酒5年(100元)、右が今回の8年もの(120元)
絶対に8年のほうが、味わい深いというかまろやかに熟成していました。
20元(320円程度)しか変わらないのなら、絶対8年をおすすめします。
このレストランは格式のせいでしょうか、まだ食べているのにどんどんお皿を下げられてしまうので、食べるだけで私は必死でした。
なので、後から考えても印象深い料理は思いつきません。
ここでも、何度もスープをおかわりしました。
皆さん、どこのお店でもスープにはあまり手がのびないようです、なぜか…
ワタリガニの蒸し物は、食べるところがありませんでした。
旅先のレストランの選定は、付き添いのガイドさんが選ぶ場合が多いそうです。
中国を方々ツアー旅行された夫婦がいて「今回の料理は上出来なほうだわ」とおっしゃっていました。
いろいろな中国料理を満喫できる、という企画がピカイチでした!!
今日は中国料理について、レポートいたします~♪
1日目夜食 <福建料理>
福建料理の特徴としては、薄口醤油よりも透明度の高い白醤油を使うこと、新鮮な海の幸をふんだんに使用すること、中華の多くが素材を油通しするのと違い、代わりに湯通しすることなどが上げられ、中国料理のなかでも淡白な味で、日本人の舌に合っているといわれています。
同じ南方系の料理として、広東料理と少し似ていると言えますが、広東料理が洗練された味を誇るなら、福建料理は素朴な味わいを多く残しています。辛くなく、あっさりとし、香料もあまり効いていません。名物料理として「仏跳墻」や豊富に採れる茶葉を利用した料理などが有名です。
代表料理:仏跳墻、酔糟鶏、酸辣爛魚
お店を入ってすぐのところに、いけすやその日獲れたお魚が並び、プライスがつけられていました。
円卓は日本人が発明し、中国の風習になったそうです。
なぜ日本では受け入れられなかったのか、それは慣習や食文化が合わなかったのでしょう、きっと。
同じツアーの参加者同士とはいえ、円卓に並べられた料理に皆が戸惑った様子
大皿を大勢で食べることって、普段なかなかそういう機会ってないと思います。
だから初日はとくに、料理をどのくらいとればいいのかなどなど気を遣いました。
中国では自分の箸で取り分けるのか、料理に取り箸がついてきませんでした。
箸だのレンゲだの新しい取り皿だの、サービスのお茶を下さいとか、その都度頼まないと何もしてくれません。
参加者のなかに独学で中国語を話せる方が一人いたので、頼みごとや交渉事をみな引き受けてくださって、こちらはすごく楽でした。(感謝です!)
福建料理はスープ類が特におすすめよ、とガイドさんが言ったとおりでした。
大皿のスープは旅行中のスープの中で、一番でした。
この日一番のお気に入りは、写真右(ぼけています)
日本でいう土瓶蒸しみたいにしていただく料理で、お茶の茶葉のスープのなかにウコッケイの肉が入っていて、これが感激のおいしさでした。
またタコとでんぷんを合わせて練りこんで麺風に仕立てた珍しい炒めものも、印象的でした。
2日目昼食 <浙江料理>
浙江料理は、上海料理に含まれるとする説もあります。杭州、寧波、紹興、温州などの地方料理を代表として発達してきました。淡白で香りが強く、歯ざわりのよさが特徴です。浙江は魚や蝦類の産地で、有名な観光名勝地であるため、有名料理も多く、造りも精緻で変化にも富んでいます。
代表料理:西湖酢魚、東坡肉
土楼の入口にあるレストランで昼食でした。
全然期待していなかったのですが、なかなか良かったです。
アモイの地元の料理ばかりですよ、とガイドさん。
考えてみると、来る途中たくさんの池が点在していて、アヒルが飼われていました。
土楼の畑には、空心菜がありました。そして竹林も。
なるほど…料理はというと、アヒルのから揚げ、空心菜の炒め、たけのこの炒め…
味があっさりしている上に、なんだかお野菜がとても美味しくて、歯ざわりがシャキシャキするんですよ。
海老の素揚げに添えられているのが、茶葉の素揚げです。
キクラゲの炒めも、スープも美味しかった!
炒めやから揚げばかりなのに、不思議とあっさりと頂けました。
私たちの場所に回ってくるはずの東坡肉は、きれいに食べられていました
すごく美味しそうだったから残念。
2日目夜食 <広東料理>
中国の南部地方、広東省を中心として発達している料理です。広東料理は昔から食在広州(食は広州にあり)といわれるほど、食材が豊富で、イセエビ、アワビなどの高級海鮮の調理も有名ですが、ゲテモノを食べる特徴は目立っています。「飛んでいるものは飛行機以外何でも食べる、四本足のものはテーブル以外何でも食べる」といわれます。蛇と猫で作った龍虎闘料理は有名です。調理方法も数多くありますが、味付けはさっぱりとしています。歴史が比較的浅いため、いろいろな料理の長所を取り入れた料理が数多く、また、広東料理は世界各地へ渡った広東人の華僑により、世界各国に広められ、外国にある中華料理店のほとんどが広東料理といえます。日本の中華料理店の中でも1番多いのは広東料理となっています。 海産物を中心にフカヒレ、ツバメの巣など材料はバラエティに富み、澄んだ色と香りに重点を置き、色の配合も巧みで、味付けも材料の風味を最大限に生かし薄くさっぱりしています。煮物、炒め物と並んで、炭や炉で焼く料理が多いのも特色です。また、有名な飲茶も広東料理の一種で、たいていの店では朝、昼食時にやっています。
代表料理:子豚のあぶり焼き(栲乳猪)、酢豚(古老肉)、牛肉のオイスターソース炒め(牡蠣油牛肉)
一日の観光でたくさん汗をかき、みんなでビールを頼むことにしました。
アモイでは青島ビールが主流で、中瓶の青島はアルコールが3度とちょっと、小瓶になると4度ちょっとと少し高めです。
「青島は飽きたし、地元のビールを飲もうじゃないか」との提案に、全員賛成!
「冷えてますよ~」と言われて一同安心する(冷えてないほうが普通なのだ)
かんぱ~いまではよかったけれど、日本のビールとは違い、あのキレや苦味や香りなどとはほど遠く、まるでジュースを飲んでいるような味わいでした。
今回の旅行では、ビール中瓶ならどこのレストランでも一律30元というのが暗黙の了解でした。
ちなみに、地元のスーパーでは、同じビールが4元程で買えます。
さて広東料理のごちそうが並びましたが、ちょっと脂っぽく感じました。
小牡蠣のから揚げやアヒルの炙り焼き、魚のから揚げなんかが出ましたが特に心が弾むような感動はなかったです。
胃がもたれてきたので、スープを何度もおかわりしました。
3日目昼食 <四川料理>
四川料理
四川省の非常に特殊な風土を背景にして成立してきたもので、成都や重慶を中心に、長江の上流「天府の国」といわれる豊かな四川盆地の料理を指します。冬場の四川省では霧が立ちこめて、太陽が顔を出すことは殆どなく、この気候風土を背景として麻辣の味といわれる四川独特の味付けがなされました。 麻は痺れるような山椒の味、辣は唐辛子の辛い味という意味からきています。盆地で湿度が高いため、食欲を増進させるために辛い料理が発達したといわれています。また、この地方の周りには海がないので、乾燥食品もかなり多いのが特徴です。また、ほかの中華にはみられない麻(マー)・辣(ラー)・香(シャン)・酸(スワン)・甜(テイエン)・鹹(シェン)・苦(クウ)の独特の7つの味があるのも特徴です。「食は広州にあり、味は四川こある」とも称されます。
代表料理:麻婆豆腐、えびのチリソース(干焼蝦仁)、鰻の醤油煮込み
四川料理のお店の雰囲気がいまいちなので、出された熱いウーロン茶で、食器をたらいに洗い流して使いました。
何度も中国を旅している方が中にいらっしゃって、現地の方もしているからいいのよ~、と言っていたので皆で実行。
油が多いうえに辛みもあって、苦手な方が多かったです。
四川料理に代表されるマーボー豆腐ですが、やはり本場の味でした。
豚か牛か何かの内臓の辛炒めが、ここでの私の一番のお気に入りでした。
どろ~んと柔らかくて、チャーハンにとてもよく合いました。
3日目夜食 <海鮮料理>
「最後なので、一番高いレストランです」とガイドさん。
アモイの結婚式で使われるお店として知られている、地元の有名店です。
せっかくなので、紹興酒8年をオーダーします。
ボトルは持ち帰ると頼むと渡してくれます。
左が初日の紹興酒5年(100元)、右が今回の8年もの(120元)
絶対に8年のほうが、味わい深いというかまろやかに熟成していました。
20元(320円程度)しか変わらないのなら、絶対8年をおすすめします。
このレストランは格式のせいでしょうか、まだ食べているのにどんどんお皿を下げられてしまうので、食べるだけで私は必死でした。
なので、後から考えても印象深い料理は思いつきません。
ここでも、何度もスープをおかわりしました。
皆さん、どこのお店でもスープにはあまり手がのびないようです、なぜか…
ワタリガニの蒸し物は、食べるところがありませんでした。
旅先のレストランの選定は、付き添いのガイドさんが選ぶ場合が多いそうです。
中国を方々ツアー旅行された夫婦がいて「今回の料理は上出来なほうだわ」とおっしゃっていました。
いろいろな中国料理を満喫できる、という企画がピカイチでした!!