18番恩山寺から5キロ。
19番立江寺がその日の最後のお勤めでしたが、21キロ歩ききって疲労困憊、足は途中からビッコビッコで休み休み、なかなか前に進みません。
立江寺は、四国八十八ヶ所に4つある「関所寺」のひとつで最初のお寺です。
心がけの悪い遍路は山門から先に進めないといわれています。
無事山門から先に進むことができました♪
本堂。
本堂内の天井画の豪華絢爛さは比類ないものとして有名なのだそうです。
翌朝、この天井画を宿坊の朝のお勤めで拝見したはずなのですが、なぜか記憶にありません。
ご朱印場。
宿坊の受け付けもこちらで行います。
多宝塔。
とても立派な建築物でした。
大師堂。
立江寺は、聖武天皇(在位724~749年)の勅願により、行基が開基しました。
行基は白鷺に導かれてこの地にやってきたといいます。
光明皇后(701~760年)の安産を祈願し、約6センチの小さな金色の地蔵菩薩を刻み本尊として安置しましたが、弘仁6年(815年)に弘法大師が四国霊場開創の際訪れたとき、本尊があまりにも小さいので紛失を心配して、等身大の延命地蔵菩薩を刻み、その胎内に行基が刻んだ小さな像を納めました。
創建当時は、現在地より少し西の清水の奥谷にありましたが、天正年間(1573~1592年)に焼失。
その後蜂須賀家政が現在地に移転し再建したそうです。
子授地蔵尊や肉つき鐘の緒の黒髪堂などもあります。